どっちかというと、「合理的思考ができるかできないか」という問題です。
これは、なにかを主張するときに、「それなりに合理的な根拠に基づく、議論に耐えうる主張」ができるか、それとも「個人の印象や限られた体験など一般化しづらい根拠に基づいた主張」しかできないか、さらに「その両者を見極められるか」という問題と言い換えることもできます。
自然科学においてもその区別は重要なものなので、これ幸いと「ニセ科学」をお題に雑誌記事にしたりあちこち情報を漁ったりしているわけですが、本筋のところは、上記のようなところが論点です。
自然科学関係じゃなくて、たとえば政治的な主張でも、教育に関することでも道徳的な主張でも、なんでも一緒です。「筋の通らない話」を見分けようとしつつ、なぜ「筋の通らない話」に引っかかる人が出てしまうのかを考えています。
タグ:ニセ科学論