2007年12月12日

お手軽「ニセ科学」評価チャートβ(1)

ニセ科学用語の基礎知識」(さっき〈私家版「ニセ科学の基本用語・簡易版」β1〉から標題を変えました。)のコメント欄でやぶいぬさんが言っていた
ニセ科学のトンデモ度合いを評価するレーダーチャートとか作ると面白いかもしれないですね。
Posted by やぶいぬ at 2007年11月27日 18:55
に乗ってみた。

chart.png


でかかったなあ……。次はもうちょっと考えよう。でも老眼にはこれぐらいがちょうどいいんだよなあ。
や、「ア」の場所がずれてる。まあいいや。これも次に作るときに直そう。

評価のポイントは、以下の3点。
ア)用語や統計の使用方法が不適切
イ)説明に飛躍や矛盾、誤謬がある
ウ)効果効能が第三者に確認不能

図中にも書いたように、〈「+」の値が大きい方がトンデモ度が高く、三角形が大きくなる。すなわち、ニセ科学かオカルトである可能性が高まる〉というもの。
なんで「赤三角」かというと、「真っ赤な嘘」からの連想。「まっとうな話」なら、真ん中辺に小さな白い三角になる……つもり。

「ここはまずくない?」「もっとこうするといいんじゃない?」などというご指摘ご提案、お待ちしております。

考えてみるための例として、実際にマイナスイオンに適用してみた結果を以下に掲載(次回の「PSI九段下ニセ科学研究所」が「マイナスイオンふたたび」だからってだけです)。こんな感じになります。


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posted by 亀@渋研X at 10:11 | Comment(5) | TrackBack(1) | そもそも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - お手軽「ニセ科学」評価チャートβ(1)

2007年12月11日

またタミフル

mixi日記に書いたものだけど、こっちにもコピペしておこう。

-----引用ここから-------

■タミフル発売の中外製薬、03年承認申請時のデータに誤り(読売新聞 - 12月10日 23:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=359281&media_id=20

元記事の方が詳しい。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071210i316.htm

この記事からわかること。
・中外製薬はドジである。そりゃないよね
・「濃度をまちがって高く見ちゃった」ということは、ひょっとすると処方対象外だった乳児に使っても安全なのかも、という可能性が出てきた
・もしもそうなら、やはり処方対症外だった妊婦さんにも安全かもしれない。わからんけど

いろいろ話題になったおかげで、基本的な情報が大きく修正されることはない(ってことは、上記の期待もスカの可能性が高い)と思う。けど、こういう初歩的なミスは勘弁してほしいなあ。

タミフルについては、あれこれ調べて渋研ブログや連載の「九段下研」でも書いたけど、ややこしいよね。(このブログ内のタミフル関連記事

以下、これまでにぼくなりにわかったことを簡単に列記。
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posted by 亀@渋研X at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - またタミフル

調べたのは誰の国語力?

平仮名の作文、「八つ」を「はちつ」=国語力低下、教師9割が実感−岩波書店調査(Yahooニュース:国内 2007/12/8)
平仮名の作文、「八つ」を「はちつ」=国語力低下、教師9割が実感−岩波書店調査
12月8日14時30分配信 時事通信

 「八つ」を「はちつ」、平仮名だけで作文−。小学生の国語力が低下していると感じる教師が約9割に上ることが8日、「岩波書店」(東京都千代田区)が教師100人を対象に行った調査で分かった。同社は「現場の先生が危機感を持っている表れではないか」としている。
 調査結果によると、国語力について「非常に低下」とした教師は15人で、「やや低下」の73人と合わせるとほぼ9割に達した。「全く低下していない」との回答は皆無だった。
 具体例を挙げてもらったところ、4年生が「八つ」を「はちつ」と誤読したほか、数え方を知らずに、何でも「個」とする児童がいたという。 

最終更新:12月8日14時30分
この記事を参照してブログ記事を書いている人は、今の時点で30人ほど。ほとんどが「小学生の国語力は下がった」という話として受け止めて書いている。ううむぅ。

このニュースについて、TAKESANさん
うーむ。

この記事を見せて、「他にどういう情報が書かれていれば、良い記事と言えるか、挙げてみましょう」、と問えば、いい練習問題になるんじゃないですかね。

投稿 TAKESAN | 2007年12月 8日 (土) 18:55
書いていた

そこで、無謀にも必要な情報を補ったようなふりをした記事に、リライトしてみた。職業柄、やってみなきゃと思ったのだ。で、あっちに書いたのだけど、こっちでもご紹介して「ここが足りない」とかいうご指南をいただければと思う。ではご披露。じゃんじゃじゃーん。

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posted by 亀@渋研X at 00:30 | Comment(4) | TrackBack(3) | 学校とか教育とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 調べたのは誰の国語力?

2007年12月07日

PISAが測っているのは「学力」「応用力」ではない

PISA2006の結果が発表されて、またぞろ「学力低下」とか言い出している人がたくさんいるようです。新聞なんかも同様なことが、「KOYASUamBLOG2」の下記の記事からもわかります。

PISA2006(2007.12.05)

社説の論旨(2007.12.06)

なんだか「PISAってなにを調査しようとしているのか」という時点で、すでに誤解が少なくないようです。測っているのは「学力」「応用力」「読解力」だなどいう解説が多いですけれども、ぼくはちょっと用語が適切じゃないのではないかと思っています。大間違いだとまでは思いませんが。

でも、文科省が発表している概要に書かれている、調査の目的というか定義に当たる部分を読んで、「そうそう、そういうことを調べているんだよね」と思える人が、どれぐらいいるのでしょうか?

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posted by 亀@渋研X at 10:46 | Comment(8) | TrackBack(5) | 学校とか教育とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - PISAが測っているのは「学力」「応用力」ではない

2007年12月04日

「ニセ科学と似て非なるものがあり得る」という主張

kikulogの「血液型と性格2」で、「いわゆる血液型性格判断は科学的主張ではないが、同時にニセ科学(疑似科学)と言えるだけの要件も満たしていないのではないか」とする論が現れた。
主に「関本」なにがしと名乗っている人が主張している。
煎じ詰めれば、「ニセ科学と似ているが、実はそうではないものがあり得る」という主張と言っていいだろう。

これはかつて、同じkikulog上であった「ニセ科学ではない『水からの伝言』や、道徳的に問題のない『水からの伝言』もあり得る」という想像上の主張に関する議論の再演のようなものだ。今回は「どういう条件を満たせばニセ科学か」を語りながら、実際の主眼は仮想の「いわゆる血液型性格判断」について「どういう条件を満たせばニセ科学ではないか」を論じることにあるという仕立てになっているわけだ。これは瓜二つの構造と言ってもいいだろう。
今回の主張をしている人は、かつてその主張をしていた人と同一人ではないかと疑われているので、焼き直しと言うほうがふさわしいかもしれない。

ここで主張されていることを吟味しようとすると、たとえば「かつてニセ科学であった主張が、内容はそのままでニセ科学ではなくなることがあるだろうか」といったSFのような世界に迷い込みかねない。

また、「ニセ科学か否かは主観的な問題だ」という主張もされており、これは、やはり当時同じ人が主張していた「ニセ科学かどうかということそのものは大した問題ではなく、社会的に悪影響があるかどうかこそが問題だ」という主張が対になって思い出される。

いずれの場合も、こうした主張をするのであれば、具体的な主張を採り上げて、それがどのような理由でニセ科学である(またはニセ科学ではない)と考えるのかを、主張する側が明らかにする必要がある。さもなければ、吟味に加わる者は、相手の主張を想像して吟味する無理をすることになる。しかも、言い出しっぺはいくらでも条件を変更したり加えたりすることができる。これは不毛だ。ニセ科学に関する問題提起や議論を矮小化・たこ壷化させて、衰弱させることだろう。

ニセ科学問題のある部分が主張者の琴線に触れ、なにか内的な要因がそこに固執させているのだろうか。さすがに撹乱が目的なのではないかとまでは言わない。しかし、ほとんど悪意に近いものさえ感じる。
posted by 亀@渋研X at 04:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 「ニセ科学と似て非なるものがあり得る」という主張

あー、もうなんだか……

すっかり「神の手」粘着な感じになっているこのブログです。

神の手 (^。^)y-.。o○(どう過ごしても、1日は終わる 2007/12/2(日) 午前 2:24)
[08.02.15.「神の手」掲載サイトへの直リンクははずしました(以下同)]
今日、友達から「救ってもらって♪」と転送メールが…

眼を疑って「CG?本物?」と返信したら
「今朝の愛媛新聞にも載ってるよ」と
見てみたら、同じのが投稿されていたが
新聞だとお?

リンク先に切り抜きがあるんで、見てやってください。
今日のハナマル
神の手
無名(?)

(編)荘厳ですねえ。ナイスショットです。次回はぜひ名前や年齢、一言も添えて投稿してください。
そりゃあ、名乗れねえだろうよ! 新聞社ももっとしっかりしてくれえ!(T^T)


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posted by 亀@渋研X at 03:16 | Comment(13) | TrackBack(1) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - あー、もうなんだか……
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