2008年01月07日

【メモ】私やあなたのカルト宗派

プログラミングのカルト宗派(スラッシュドット・ジャパン  2008年01月04日)
DZone経由。ハッカーのMichael Ash氏が、自身のブログにThe Cult of Programmingという記事を書いています。「経験上、ほとんどのプログラマは以下の『宗派』のいずれかに分類される」とのこと。

  • 経験カルト
  • 最適化カルト
  • 簡単カルト → 簡単化カルト
  • 高速カルト最速化カルト → 最短カルト
  • 不確実性カルト
  • 完璧カルト
  • カーゴ・カルト

いくつか「予後不良」なものもあるようです。
(後述のコメント#1275148と#1275207に基づいて一部修正)


ぼくはプログラミングはしないけど、こういうことって「問題に対処しようとする(あるいは、しまいとする)誰にでもあるのかも」などと思った。「合併症もあるよね」みたいな指摘もどっかにあり、そうだよなあと相づち。

あれだ、ほれ、認識のバイアスとか、信じたいことを信じるとか、そういう傾き。


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posted by 亀@渋研X at 17:06 | Comment(3) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 【メモ】私やあなたのカルト宗派

2008年01月04日

汎用インフルエンザ・ワクチン

「科学ニュースあらかると」さんによると、BBC Newsが、新しいインフルエンザ・ワクチンの開発に関する記事を掲載したそうです。

記事 : 汎用インフルエンザ・ワクチンの可能性が見えてきた(科学ニュースあらかると 08年01月04日)
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1693267

概要は
・従来のワクチンと異なり、変異しにくいタンパクをターゲットにしている
・そのため、一生に一回か二回の接種で免疫が持続することが期待できる
・鳥インフルエンザ「H5N1」にも効く可能性がある
・人間を対象にしたテストでも効果が確認されている

とのこと。
詳細はリンク先をお読みいただくとして、ひょっとすると、これで年間数十万人の生命が救われるのかもしれない。新型インフルエンザの流行(パンデミック・フルー)に間に合えば、素百万人とかのオーダーの、本当に数えきれないほどの人命が救われる可能性が出てきたわけですね。日本でも同種のワクチンの研究は進んでいるそうですし、実用化に成功したら、こういう人たちにノーベル賞が行くのかなあ。

まあ、実用化にはまだ数年かかるそうですから、それまで現在の予防接種の必要性は変わりませんし、高リスク群の方々が罹患した場合はタミフルやリレンザなどの治療薬が必要なことは開発後もきっと変わらないのでしょう。それでも、いやあ、いろいろな意味で朗報ですよね。

こうなってくると、耐性菌を作りだしちゃって新型インフルエンザの発生を早めたりしないことも重要性を増すのではないでしょうか。

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posted by 亀@渋研X at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 汎用インフルエンザ・ワクチン

大学とかのWebサイトを考える4

なんか、短時日のにわか考察なためとか、論点が複雑に絡む大きめの問題を扱っているためもあって、論点の整理をし切れていない感が濃厚ですね。長さの割に労多くして実りが少ない(書いているぼくにも、読む人にも。大串さんはじめ読んでくださっている方、すいません)文章になっているような。けれども、乗りかかった船なので、先に予告していた
そもそも吉岡氏が自分のWebサイト上で主張していること(今回の訴訟での主張そのものではないことに注意)を再度整理して、彼の論点について考えてみたりしようかなあ
にとりかかる。

あ、疲れたのと気分転換のため、「敬体(ですます調)」はもう終わり。「常体(だ、である調)」で行くことにする。



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posted by 亀@渋研X at 03:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 大学とかのWebサイトを考える4

大学とかのWebサイトを考える3

大学とかのWebサイトを考える2」の続きです。

メリットやデメリットを考えるとき、同じ特徴が立場を変えるとメリットになったりデメリットになったりすることがあります。そこで、まず特徴を確認し、その後にそれぞれの立場ごとのメリット、デメリットを考えてみましょう。
table01.jpg

なんか、まじめにやりすぎてムダな手間をかけている気もするけど、まあいいや。

以下、上記の表の各項目について、立場ごとのメリット、デメリットを考えてみましょう。前項とダブる部分が出てきたり、十分に整理されているとは言えないけど、大串さんが気づいてなかった論点でも出てくれば御の字。

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posted by 亀@渋研X at 00:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 大学とかのWebサイトを考える3

2008年01月03日

大学とかのWebサイトを考える2【追記あり】

大学とかのWebサイトを考える1」の続きです。
今度は「学校のドメイン下で、教職員が独立したコンテンツを公開すること」について考えてみます。

■個人ページの形態を考えてみる
まず、ごく基礎的な情報として、少し広い範囲から状況を整理してみましょう。
「掲示板」でもブログでも同じなのですが、個人がWebサイト(以下、個人が比較的自由に編集できるWebページという意味で「個人ページ」と呼びましょう)を設置しようと考えたときに、いまはかなり幅広い選択肢があります。代表的な方法はこんな感じでしょうか。

(1)「そこら辺の無料ブログ設置サービスなどを使用する」
(2)「プロバイダの提供するWebスペースを使う」
(3)「独自にドメインを取得してサーバーを立てる」
(4)「所属組織のドメイン下に設置する」

(1)から(3)は、ほとんど誰でもできます。(4)が選べるのは、少数派かもしれません。これを選べるのは(a)組織の代表、(b)タレントなど芸能人、(c)研究者や大学の教員といったところでしょう。


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posted by 亀@渋研X at 16:43 | Comment(1) | TrackBack(0) | 学校とか教育とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 大学とかのWebサイトを考える2【追記あり】