2008年12月28日

図書館でニセ科学書籍は、たとえば「147」に分類してもらおう【追記あり】

2008/12/28改題&日付変更(旧題は〈図書館でニセ科学書籍は、「147」に分類してもらおう〉、元のタイムスタンプは2008-09-22 23:58:02)。この件について末尾に追記。

広島工業大学図書館が「水伝」を推薦コメント欄での、OSATOさんによる情報。

『水からの伝言』は、国会図書館やTRC図書館流通センターでは「147」(超心理学・心霊研究)に分類されているそうだ。詳細はリンク先を参照。

広島工大図書館のように「435.44」(無機化学/水・重水)なんてところに分類されていたら、司書さんに国会図書館やTRCでの分類を教えてあげよう。

図書館の司書さんなどが信じちゃっているわけではなく、「水の話だから」と科学関係に(誤)分類しているだけなのであれば、それなりに説得力があるんじゃないかな。虎の威を借るなんとやらみたいだけど(しかも、なんだか迂遠だけど)、読んで信じちゃった人にも「これ、科学関係書じゃなくて、オカルトやなんかの分類だよ」と教えてあげると、ひょっとすると一定の効果があるかもしれない。

ぼくも余裕ができたら、地元図書館での分類をオンライン検索してみようと思う。

東京都公立図書館横断検索

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タグ:図書館
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2008年12月27日

公立図書館の不遇:誤解増幅装置としての報道

先ほど、図書館とニセ科学と過去の誤謬(火薬と鋼 2008-12-27)を読んだ。

いろいろ考えさせられるエントリ。
ただ、ここでは先方の本題からズレる話。

このエントリがきっかけでいろいろググってみたら、先の堺市立図書館の件では、メディアはまともな解説記事を出すチャンスがあったにも関わらず、ほんとにヤジウマ記事ばっかり出してろくでもない効果しか上げていなかったらしい……ということがわかる事例が、ぞろぞろと出てきてしまった。

まずきっかけは、冒頭のエントリ中に出てきた「図問研」という団体名。図書館問題研究会の略称。これをググってみた。

図書館問題研究会
http://www.jca.apc.org/tomonken/

そしたら、あったのです。堺市立図書館のBL本の扱いに関するコメント。というか、もっと直裁なものが。
「質問状」の日付は2008年10月8日付となっており、11月14日付の「要請」には
回答期限が過ぎた現在も回答をいただいておりません。本来ならば回答を踏まえて要請すべきところ、事態の重大性に鑑み、要請いたします。早急に質問状の回答を寄せていただくよう重ねてお願いいたします。
と書かれています。

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タグ:図書館
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2008年12月26日

革命のシンボル

あんまりビックリしたので、mixiの日記をこっちにも転載。
革命のシンボル 2008年12月26日20:08

レーニンや毛沢東や金日成の話じゃないよ。ムガベ大統領でもないよ。

台湾では、なんと飯島愛らしい。

<飯島愛さん>死去を台湾の一般紙が1面トップで報道(毎日新聞 - 12月26日 18:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=707449&media_id=2
>90年代初頭に飯島さん出演のアダルトビデオが台湾に輸入されたことで、飯島さんが文化や表現の自由の「象徴」となった
> 台湾では1987年に38年間にわたって続いた戒厳令が解除され、新聞発行や歌など表現や文化の制限が解かれた。90年代に入って流通し始めた日本製アダルトビデオは、社会の自由化のシンボルとされた。

なななんと。びっくりするから、ぜひ記事をお読みください。

文化・表現・社会の自由化のシンボルがアダルトコンテンツであり、AV女優と認識されている人だというのは、なんつうか、開けているといいましょうか、あけすけでステキ。ああ驚いた。でも、そういうもんなのかもしれない。
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posted by 亀@渋研X at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 革命のシンボル

実は「図書館を市民の手に取り戻そう」運動?

前エントリ理想の図書館に反社会的な本はあるかの続き。

前エントリで描いたような、所蔵能力無限で無差別収集型の図書館がまさしく「理想の図書館」なのだとしても、実際には次善の=所蔵能力有限の図書館を考えざるを得ないわけだ。そうなると無差別収集というわけにもいかず、早晩どうやって所蔵するコンテンツを選ぶか、その優先順位が問題にされることになる。

私設図書館であれば、優先順位は難しくない。ジャンルでも書き手でも地域でも形態でもなんでも、図書館の所有者が決めればいい(所有者にとって簡単な問題かどうかはどうでもいい)。ちゃんと収集方針に合った名前がついていれば、誰も文句を言わなかろう。

問題は、公共の図書館の場合だ。

誰でも思いつきそうな優先順位で、あまり異論の出なさそうなものを挙げてみる。

 ●みんなの役に立つコンテンツ優先

この場合、「みんなの役に立つ」をどうやって判断するか、という問題がある。

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タグ:図書館
posted by 亀@渋研X at 02:27 | Comment(6) | TrackBack(1) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 実は「図書館を市民の手に取り戻そう」運動?

理想の図書館に反社会的な本はあるか

あるのだ。

なぜなら、内容で蔵書を選ばないのが近代図書館の本来の姿だからだ。


大阪府堺市の図書館にBL本がどっさり所蔵されていて(数千冊におよぶ)、所蔵の是非から、その貸出形態、所蔵スタイルなどをめぐって、ときどき話題が再燃する。

Google検索:堺市 図書館 BL

堺市の件は確か2007年からときどき話題に上るのだが、話題になるたびに悶々としてしまう。

今日また久しぶりに話題になったのを見た。

大阪府堺市の図書館で「ボーイズラブ」小説貸し出しを巡り騒動に(ORICON STYLE 2008年12月25日)

なんだかあまり事情に詳しくない人が書いている感じが濃厚。なにしろ、まだくすぶっていたのだろうかと、ググってみた。すると今度は、方針の右往左往(最初は開架、抗議を受けて以降、閉架・開架・18禁・貸出制限なしとあっちこっち)をめぐって、また12月に入ってから話題になっていたようだ。

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タグ:図書館
posted by 亀@渋研X at 02:26 | Comment(0) | TrackBack(3) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 理想の図書館に反社会的な本はあるか

2008年12月24日

「A級戦犯の意見書」の報道に接して

A級戦犯15人、意見書の写し 「自衛戦」主張明らかに(asahi.com 2008年12月24日)

asahi.com上では概略しか出ていないが、紙面ではこれは一面と社会面に掲載されていた。ネット上にあるのは一面の分だけ。

社会面には、「A級戦犯 自説強弁/責任転嫁も」と大書した記事が出た。各人の意見書の要旨が紹介されるとともに、いわゆる識者コメントも2件掲載されており、その一方が印象に残った。


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posted by 亀@渋研X at 18:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 「A級戦犯の意見書」の報道に接して

2008年12月23日

青木能率研究所「ニューラジアント」

ブルーフレームで思い出した話。

ポット式の石油ストーブ(って言うんだっけ? 煙突を使わないタイプ)って、消したときの悪臭は改善されているのだろうか。原理的に無理なんですかね。

うちの実家は、北国出身だったためもあって長いこと「煙突式の石油ストーブ」を愛用していたのです(青森から東京に引っ越したときに、煙突とともに持ってきてたわけ)。ブルーフレームみたいなのは補助だったのね。

ところが、二十年ほど前にガスストーブに転向してしまいましたよ。ダイニング・テーブルの下に入れてコタツ的にできるやつ。(株)青木能率研究所の「ニューラジアント」。たぶん、部屋を暖めることを目指してはいないストーブなんだけどね。


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posted by 亀@渋研X at 16:18 | Comment(1) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 青木能率研究所「ニューラジアント」

『家電批評』&『MONOQLO』ともに発売中

発売中です。買ったという人がいるので間違いない。

2008年12月『家電批評』&『MONOQLO』リニューアル

amazonにも出てる。
『MONOQLO vol.1』http://www.amazon.co.jp/dp/4883808769/
『家電批評 vol.1』http://www.amazon.co.jp/dp/488380870X/

『家電批評 vol.1』は晋遊舎サイトにも出てます。http://www.shinyusha.co.jp/~top/02mook/kaden.htm
でも、『MONOQLO vol.1』は見当たらない。
バックナンバー http://www.shinyusha.co.jp/~top/01mono/monobacknum.htm

あ、今月は、どっちにも『九段下総研』は出ていません。『MONOQLO』の次の号に掲載、以後は『MONOQLO』で連載継続の予定。ニシワキさんのイラストも(^^)

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posted by 亀@渋研X at 14:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | MONOQLO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 『家電批評』&『MONOQLO』ともに発売中

2008年12月21日

水伝FAQ:ちょっとだけ更新

ながらく更新していなかった、【作成中】『水からの伝言』の基礎知識に、ちょっとだけ手を加えました。

1)【考察編2】学校で教材にした先生は、事実だと信じてしまったの?を改稿しました。

2)【資料編】の「▼個人サイト、ブログ等:▼自然科学の立場から」に〈「水伝」授業を行った小学校の校長・教頭への手紙(2007年6月21日)by 前野昌弘 as いろもの物理学者〉を加えました。

3)同じく【資料編】の「▼書籍・メディア・ニュース媒体など」に、毎日新聞 理系白書 第1部 科学と非科学/2 教室にニセ科学(2007年2月7日)を加えました。

4)同じく【資料編】に、事例を追加しました(「▼事例:授業例・実践報告・学校だよりなど」と「▼事例:お子さんが水伝授業を受けた方」)。


まだまだ手を加えなければならないところがたくさんあるのですが、まあ、ぼちぼちと。
posted by 亀@渋研X at 04:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 水伝FAQ:ちょっとだけ更新

2008年12月17日

【kameo.jp】サーバー復旧のお知らせ

17日、21時過ぎに復旧しました。
お騒がせしました。

--------------
本日、14:00過ぎからドメイン「kameo.jp」のサーバーが
停止しております。そのため「*****@kameo.jp」の全メール、
http://kameo.jp/のwebともに使用できない状態です。

現在、業者に復旧を依頼中ですが、
コメント通知やTB通知を含む、渋研宛の全メールが
従来の渋研アドレス宛のメールは受け取れない状況です。
ご了承ください。

#mixiやら「kameo.jp」以外のメールアドレスは生きています。
#お急ぎの方は、そちらからご連絡を。

復旧次第、またご連絡申し上げます。

お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
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2008年12月13日

【FAQ】「それをニセ科学とは呼ばない」という話

どうみても偏見です - 酔っ払いのうわごと
http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20081207/1228635254

なんでかさっき、上記エントリがRSSで引っかかってきた。はてなブックマークで「ニセ科学」というタグを付けた方がおいでだったからの模様。

はてなブックマーク - どうみても偏見です - 酔っ払いのうわごと
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20081207/1228635254

ああ、なるほど、と思ったので走り書き。


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posted by 亀@渋研X at 13:04 | Comment(6) | TrackBack(0) | FAQ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 【FAQ】「それをニセ科学とは呼ばない」という話

砂糖に依存性? 米の研究

昨日のロイターの記事。

砂糖に依存性あり、ラットで証明=米研究(ロイター 2008年12月12日)

はてなブックマークでも書いたけど、なんだか引っかかるのでググった。もちろん「依存性があるわけはない」なんてことではなくて、「また学会発表1つとか論文1つで『証明』とか書いちゃったんじゃない?」と思ったから。

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posted by 亀@渋研X at 08:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 砂糖に依存性? 米の研究

2008年12月12日

遠くから見ると一緒(の話にならなかった)

ブクマ経由で拝読。

上目遣いとアヒル口(理系兼業主婦日記 2008-12-11)

はてなブックマーク - 上目遣いとアヒル口 - 理系兼業主婦日記

わろた(^^;;

笑ってから、「アヒル口」って、人によってイメージしているモノが、意外にバラバラみたいなので、ググってみた<アホ<逃避だ

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posted by 亀@渋研X at 10:37 | Comment(6) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 遠くから見ると一緒(の話にならなかった)

2008年12月07日

細胞に意思/意志がある?

うーむーむー。ひどく悩ましいものを見てしまったので、予定を変更して新エントリ(一応あるんですよ。書きかけがたくさん)。

団まりな『細胞の意思―“自発性の源”を見つめる』(NHKブックス)という本がありまして、ラジオで著者自身がこの本についてお話をされていたそうです。

体細胞に脳はありません。(憂鬱亭日常 December 5, 2008)

ブログの記事を読む限り、「ええええ? それって、どういうトンデモ話なの?」という代物としか思えません。

ちょっと調べてみると、どうやら著者は一般にイメージされるような「意思をもつ」とはいささか異なる意味で「細胞には意思がある」とおっしゃっている模様(どういう意味でなのかは、ぼくにはつかめない。でも書籍では「意思」の定義から入っているのは確からしい)。しかし、書籍はともかく、放送はそれが伝わるようなものではなかったらしい。しかも、あれこれ見て行くと、どうも際どい言い方をしばしばなさる方のようだ。

部分を取り出してしまうと、ひどく危うい印象だ。以下、上記のエントリをきっかけに渉猟した記録と感想など。


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posted by 亀@渋研X at 18:38 | Comment(14) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 細胞に意思/意志がある?

2008年12月06日

ゲームプレイ中の表情(資料編)【追記・修正あり】

この記事は前編後編の続きです。

【22:49追記】コメント欄に、ぼくが読み落としている点についての重要な指摘があります。ぜひご参照ください。
【12/7 0:50追記】いただいた指摘に合わせて、該当箇所を修正しました。

主に下記の記事について考察しています。Telegraphの記事で紹介されている動画をもとに、素朴な感覚で記事を作ったら、だいぶGIGAZINEとは違う印象の記事になった、というのが前編で、後編では両記事のどこに違いがあって、なぜこんな違いが出たのかについて、「Telegraphの元記事については精読していない状態」で考察してみたものだ。動画とGIGAZINEの記事から見て取れる範囲での考察。

ここまで来たら、後は「そもそも元記事にはいったい何が書いてあったんだ?」ってことが重要になると思いません? いや、ここまで来なくてもそうなんだけど。

結論から書いてしまうと、大元のTelegraphも含めて、3つとも適切じゃないんじゃないかと思える。Telegraphの記事本文に基づいて考えるに、メディアに掲載される記事としては、ここでのキモは「写真や文言の選択に合理的な根拠があるかのように書かれているかどうか。そのように書かれている場合、本当にその選択が合理的と言えるのか」、逆に言えば「書き手が恣意的に選んでいる場合、そのことが読み手に伝わるかどうか」となるだろうか。そうすると、「どれも問題あるんじゃないの?」と思える。
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posted by 亀@渋研X at 12:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - ゲームプレイ中の表情(資料編)【追記・修正あり】

2008年12月04日

ゲームプレイ中の表情(後編)

ゲームプレイ中の表情(前編)の続きです。当たり前か(^^;;

実のところ「前編」の記事は、ほのぼのとした話をしたくて書いたわけじゃない(これも誰でもわかるか(^^;;)。

ぼくにとって最も興味深い点についてお話ししたかったからだ。

ぼくが最も興味深いと考えているのは、この「無我夢中プロジェクト」とでもいうような意味のイギリスの記事を紹介するに際して、GIGAZINEがタイトルにわざわざ選んだ単語「無表情」、そして両者が使用している写真だ。写真は英日でかなり似通ったものもあるが同じではない。それぞれがキャプチャしたものだろう。「無表情」とは言い難いカットもあるが、それでも前編で示したような感情がわかりやすいカットは、1点もない。

一連の流れの中から「ある断片を切り出す」ってのが、どういうことなのか。そこに(意味ありげな)タイトルをつけるってのが、どういうことなのか。そんなことを考えてしまったからだ。「ウソではない」ということと「事実」や「本当」の間には、どれぐらいの開きがあるのか……と言ってもいいかもしれない。

ぼくの先の記事での写真の選び方は、GIGAZINEやTelegraphよりはよほどニュートラルだと思うけれども、それでも全然公平ではない。アンフェアな点は、どっちかという気持ちが悪いと言いたいぐらいに焦点の定まらない表情をしている子どもや、表情が変わらない子どももいて、その写真は掲載していないところだ。

もしもその辺の写真が見たかったらGIGAZINEやTelegraphの記事を見るといい。

The Immersion project(Telegraph 22/11/2008)

ゲーム中の子どもの無表情をとらえたアート(GIGAZINE 2008年12月03日)

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posted by 亀@渋研X at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - ゲームプレイ中の表情(後編)

ゲームプレイ中の表情(前編)

:

「やったー!」な瞬間?

これ、The Immersion project(Telegraph 22/11/2008)で紹介されていた動画のワンカット。

動画の冒頭には「this short film is comprised of excerpts from footage of children between the ages of 9 to 16 playing video games.(“この動画は、ビデオゲームに興じている9歳から16歳の子どもたちの映像から抜粋した”ってなところかな)」という説明がある。ここでいう「映像 footage」は、たまたま撮ったとかじゃなくて、標題の「The Immersion project」のために撮影されたものだ。撮影したのはイギリスのフォト・ジャーナリストRobbie Cooperと仲間たち。彼のBlog「Immersion Blog」のサブタイトルが「Ideas, bad science and art」ってところがグッと来ますね(^^;;

プロジェクトにもブログにも使われている「Immersion」は、「没頭」「熱中」「浸すこと」といった意味のようだ。ぼくが訳すなら、どうするかなあ、などとちょっと考えてしまう。ダブルミーニングぽいのかな、なんて考えて、「無我夢中プロジェクト」「プロジェクトどっぷり」といったところだろうか。

この動画からキャプチャした子どもたちの表情を、いくつかご紹介しよう。

詳細は以下。


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posted by 亀@渋研X at 08:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - ゲームプレイ中の表情(前編)

2008年12月02日

興と意

うー、ちょっと気鬱な〆切をなんとかクリアしたので、一杯引っ掛けて読みさしの本(複数)を手に取った。本っていってもマンガでして。酔っぱらいだからね。

市川ジュンの、明治維新のころの洋食事情を扱った作品だの、戦時下や終戦直後の女性像だの参政権だの、そういう話。

驚いた。

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posted by 亀@渋研X at 00:34 | Comment(4) | TrackBack(1) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 興と意

2008年12月01日

発達段階に応じた指導とニセ科学3

の続きです。

この話題、ずーっと気にはなっているのですが、悶々とするばかりでなにも書けず。このエントリの最後にご紹介しますが、何人かの教職経験者や現職の教員の方の議論への参加もあって、かなり膨大な量のテキストが書かれています。さまざまな論点が上がっており、おそらく、単行本ぐらいのボリュームがあります。これをいきなり読みこなすのは至難の業で(それどころか、追っていくのもかなり大変)なので、黒猫亭さんの提起した問題の要約を再度ご紹介します。
黒猫亭さんの疑問は、極論化すると「【1】どれほど理想的な環境にあっても、『受け手の程度を踏まえて教える』という方法は、一定の『誤りの混入』を許すのではないか」「【2】教えることに慣れている者は、『誤りの混入』にも慣れ、その問題を軽視するようになるのではないか」「【3】その結果、ニセ科学的なものなどが入り込みやすくなる事態が起きるのではないか」
でこう要約したときに、黒猫亭さんからご意見はいただいているものの、まあ大筋では合っているんだと思っています(いただいているご意見については、2のコメント欄をどうぞ)。

ただ、最近のやりとりを読むに、ぼくには本題と異なると思われる部分でちょっと気になる話題があるので、本日は交通整理のつもりでそこら辺について少し。うまくできるかどうかわからないけど。


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posted by 亀@渋研X at 02:48 | Comment(30) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 発達段階に応じた指導とニセ科学3

「水からの伝言」は、なぜ授業に用いられたのか

実際に小2・道徳の研究授業で『水からの伝言』を教材にしてしまった教員の方に、お話をうかがったことがあります。そのときに聞いた内容に基づいて、順不同で「どうして授業に使ったか」を、ちょっと列挙しておきましょう。おひとりだけの例だということにご注意ください。また、わたしの推測も含みますが、その場合は末尾にそれを示しました。

  • 合目的的:「ことば使いを正す」という目的に適っていると思えた
  • 合目的的:ビジュアルがわかりやすく、教材に好適に思えた
  • 共感:自分自身が写真に感動した。そういうものを教材にする方が説得力があると考えた
  • 類推:「植物に音楽を聴かせるとよく育つ」という話と類似すると思った
  • 信頼性:「実験で確かめられている」と書かれていた
  • 信頼性:多数の実践例がある(TOSSを指すのかどうかは不明)
  • 信頼性:商業出版物になっている
  • 簡便性:指導案としてできあがっているので使いやすい(推測)
  • 独自性:(陳腐化する前は)オリジナリティの高い指導案に見える(推測)
  • 切迫感:冒頭の指導について、即効性のある教材が欲しい(推測)
  • 切迫感:目前に迫る研究授業等での発表に使える題材が欲しい(推測)


付記すると、「最初は半信半疑だった」とのことだったので、「他の教員には意見を求めなかったのか」と問うと、それはしていないとの回答でした。ひとつには、個々の指導案作りではそうした習慣がないということ、もうひとつには多忙が背景にあるのではないかとぼくは推測しています。


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posted by 亀@渋研X at 02:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 「水からの伝言」は、なぜ授業に用いられたのか
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