この話題、ずーっと気にはなっているのですが、悶々とするばかりでなにも書けず。このエントリの最後にご紹介しますが、何人かの教職経験者や現職の教員の方の議論への参加もあって、かなり膨大な量のテキストが書かれています。さまざまな論点が上がっており、おそらく、単行本ぐらいのボリュームがあります。これをいきなり読みこなすのは至難の業で(それどころか、追っていくのもかなり大変)なので、黒猫亭さんの提起した問題の要約を再度ご紹介します。
黒猫亭さんの疑問は、極論化すると「【1】どれほど理想的な環境にあっても、『受け手の程度を踏まえて教える』という方法は、一定の『誤りの混入』を許すのではないか」「【2】教えることに慣れている者は、『誤りの混入』にも慣れ、その問題を軽視するようになるのではないか」「【3】その結果、ニセ科学的なものなどが入り込みやすくなる事態が起きるのではないか」2でこう要約したときに、黒猫亭さんからご意見はいただいているものの、まあ大筋では合っているんだと思っています(いただいているご意見については、2のコメント欄をどうぞ)。
ただ、最近のやりとりを読むに、ぼくには本題と異なると思われる部分でちょっと気になる話題があるので、本日は交通整理のつもりでそこら辺について少し。うまくできるかどうかわからないけど。
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