2008年06月26日

『家電批評 monoqlo』vol.7【一部改稿】

出ました、vol.7。ていうか、20日には出てたはず。

『PSI九段下総研』の今回のお題は、マスコミの陰謀とか、そういう話、「マスメディアって隠し事をするの!?」であります。ちなみに、来月発売のvol.8のお題は911陰謀論で、陰謀論続きですね。

しかし、7冊めとか8冊めとか、月日の経つのは早いもんですね。月刊になったから、いよいよ「早いなあ」と感じます。
これまでのバックナンバーは下記。

vol.1(デトックス)、vol.2(統計)、vol.3(マイナスイオンふたたび)、vol.4(タミフル、インフルエンザ、パンデミック)、vol.5(脳トレは未科学)。
あれ? vol.6がない……vol.7で上書きされた??
しょーがないのでamazonにリンクしておきます。⇒vol.6(メディアとオカルト)

んで、vol.7をさっきカアチャンが眺めていて「こんなこと書いちゃヤバくない?」と言ったのが「量販店員X」の第2回。読んでみた。

この連載、3分の2ページのコラム。「このコーナーは、現役量販店ヘルパーXが裏事情からお買い得情報まで量販店について語るコーナーである。」と書かれている。第1回は、販売員は客の特性をどのように見分けているか、という話だった。ふむふむ、いいじゃん。声をかけられたくなければ、ここで言われているようなスタイルでいけばいいのね。

んで、今回は? 買ったばかりの製品を壊しちゃった場合の話。
うおー、これはマズいっしょ(汗)
有用な情報もあるだけに惜しまれる。

ほかの記事の内容にまでは、わしゃ責任もてませんが、こういうことをやっちゃうと、媒体全体の信頼性を下げる。そこはわしにも、わしが引っ張り込んだ六さんやきくこま博士にも関係ある。

というわけで、この件についてはこれから編集部に苦言メールする予定。とほほ。

16:55追記:すぐに返信をいただき、今回の失策を認め、今後の改善をお約束いただいた。なので、この前後から、ちょっと改稿しました。
主旨は変わってませんが、順番を入れ替えたり表現を改めたりして、個別記事の話から一般論として読めるように修正してあります。

あ、そうそう。ついでなので、「家電批評」というカテゴリを作りました。これまでのものも、そっちに分類。
世間では、例えばDVDのリッピング技術やサーバーを外から覗き見する技術なんかを事細かに書いてある媒体もある。これは、ぶっちゃけ「人の権利とか踏みにじりましょう」「無防備なのが悪いんだもんね」系の情報なわけだが、それを堂々と本屋で売っていることになる。

そうした媒体は、本気かどうかはともかく「これは防犯のために技術情報を提供するものだ」とか「悪用するな」などと書いてあることが多い。

そういう断り書きを書いておけば許されるのか。そういうわけでもないだろう。
なかには、アリバイだと見え見えのものもある。そもそも見つけにくいところに書いてあるとか、全体の作りがそうなってないじゃんとか。それでは書いてある意味さえない。
しかしはっきり言えるのは、アリバイ的な断りさえ書いていないものは、さらにマズい。

もちろん、人がやってるからオレもやっていい、なんて理屈が通らないのは子供でもわかる。

また、違法でなければいいのか、というとそうも言いきれない(今回の「量販店員X」の書きっぷりは、そのレベルの問題だと思う)。

たとえば、メーカー⇆販売店⇆ユーザーの間の信頼関係を悪用するような「ズル」があるとしても、許されるのは「実情報告」や「ほのめかし」止まりではないだろうか。いや、「ほのめかし」も、アウトだと考える人もいるかもしれない。そうでなくても、ズルを推奨するような文章は、やはりマズイ。
これは倫理的な問題があるということだけではな。なによりも、その発想でいくと結果的には販売店の首を締め、ユーザーの首を絞めることになる。誰も得をしないに違いない。

裏情報や裏ワザなどと言ったときに、その意味合いに「非合法」「違法」「脱法行為」が含まれることがあるのは確かだ。しかし、そうではあっても「裏情報」を扱う媒体(記事)と名乗れば、メディアが「非合法」なふるまいや「脱法行為」、信頼関係を悪用するようなことを推奨しては、明らかにやりすぎということだ。
個々の媒体の個々の記事にどの程度の影響力があるかはともかくとして、どのような媒体であれ、そんなふうに読める書き方をしてはマズかろう。
 


posted by 亀@渋研X at 15:02 | Comment(4) | TrackBack(0) | MONOQLO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 『家電批評 monoqlo』vol.7【一部改稿】
この記事へのコメント
ああこれ私も引っかかりました
正直者が馬鹿を見る世の中にはなってほしくないですもんね
私はお店で基本的に馬鹿正直なので自分に非があれば話す方です。値引き交渉すらしたことがない
 
九段下総研を読むために購入していたので他のコラムはどうでもいいといえばいいのですがちょっと残念に思っていた所です
自浄作用?で改善できるなら今後にも期待できますね
Posted by 鈴柩 at 2008年06月28日 18:54
鈴柩さん、どーもどーも。
やっぱりマズいですよね、どう考えても。
今回は編集長も、返信だけじゃなくて「指摘してくれてありがとう」と電話をくれまして、気づいていなかったということでした。
なので、お互いに今後ともよろしく、ちゃんちゃんなんですが、月刊誌でコラムとかまで含めて隅々まで責任取るって、大変ですよねえ……。週刊誌や新聞、放送となると、もっと大変なのでしょうけれども。いやまあ、それがメディアづくりに関わるということなので、大変とか言ってはいられないのですが。

>正直者が馬鹿を見る世の中にはなってほしくないですもんね

おっしゃる通りです。
販売員が不慮の事故に同情してくれて便宜を図ってくれたというような話なら、美談の類いなのかもしれないんですけどね。

ちょっと違いますが、最近は、テレビで「店頭でレポーターがちょっと試食」なんていうシーンでさえも、「ふつうはダメですよ。特別に便宜を図ってもらってるんですからね」みたいなテロップが流れますよね。そうしないと、「テレビにはやったくせに、客にはやれないのか」とゴネるお客さんがいるんだそうなんです。

「ダーツの旅」みたいな、行き当たりばったりに泊めてもらうような番組を見て、「泊めろ」と言って聞かない旅行者がいるという話も聞きます。

そういう「限りなくフィクションに近い」絵作りがあって、それを見るオトナのなかに、そういうふうに対応してもらえることが当たり前だと思う人もいて、そこに配慮しなくちゃいけないっていう、この一連のこと自体、やっぱり悲しい。でも、そこは配慮しなくちゃならないんですよね。人心荒廃に手を貸す気にはなれない。

>九段下総研を読むために購入

あううう。ご、ご満足いただけておりますでしょうか(大汗
Posted by 亀@渋研X at 2008年06月29日 15:59
家電批評の最新号を拝見しましたが、依然としてヘアドライヤーは出てきませんね。「家電選びどっちが得だ」の生活家電コーナーで、マイナスイオンタイプとナノイオンタイプと非イオンタイプを比べてみる、といった発想はないんでしょうか?
Posted by SSFS at 2008年07月24日 01:01
ないのかもしれませんし、あってもやらないのかもしれません。
ヘアドライヤーに限らず、家電をマイナスイオン機能の有無といった視点で選択するような読者は、あまり見込めないでしょうし、無理からぬ話かと思います。
Posted by 亀@渋研X at 2008年07月24日 08:34
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