Phone popcorn secrets revealed(CNN Video 2008/07/09)
http://www.cnn.com/video/#/video/tech/2008/07/09/carroll.cellphone.popcorn.cnn
冒頭のCMが邪魔だと思う方は、下記にCMのないバージョンもある。
Phone popcorn secrets revealed(Yahoo! Video 2008/07/09)
http://video.yahoo.com/watch/3063253/8734253
YouTubeを舞台に話題を呼んだ「携帯電話でポップコーンができる」かのように見える映像は、記憶に新しいだろう。後にCARDOシステムのバイラル・マーケティング広告だということが明らかになったが、どうやってあのような映像を作成したのかは明かされていなかった。今回は、それを明らかにしたということだ。
以前のエントリ、ポップコーンと携帯電話(2008年06月09日 おお、ちょうど一カ月ほど前なんだね)のコメント欄(2008年07月10日)で、kuritaさんに教えていただいた。
以下、コメント欄でのやりとりの該当部分。
ついに種明かしです。 みなさんどんな感想を持たれるか...エントリならびに、これ以前のコメントで、なにがわかっていて、なにがわかっていなかったかが語られている。まとめ直すと親切なのは百も承知なのだけど、余裕がないのでこれで失礼 m(_ _)m。
http://www.cnn.com/video/#/video/tech/2008/07/09/carroll.cellphone.popcorn.cnnPosted by kurita at 2008年07月10日 02:51
今日は。
おー、種明かしが。
自分も囚われた見方をしてたんだなあ、と。勉強になりました。
結局、最も確実な方法は何か、というのを素直に考えるべきだったんですね。Posted by TAKESAN at 2008年07月10日 17:36
なんかRSSを見るだけでいっぱいいっぱいの日々が(汗
ええと、ぼくの英語力ではしゃべってる内容まではわかりませんでしたが、画面から察するに「上からポップコーンをばらまく」「コーンの種は、カメラの3次元的な動きを追随して動く色ベタ(CG)で、後から隠す」ってこと……ですよね?
飛び上がるところは、以前話題に出たような白いモノCGを書き加える、と。
CARDOの新製品よりも「追随して動く色ベタ(CG)」が偉い、ということかと(^^;;Posted by 亀@渋研X at 2008年07月11日 03:14
ちなみに、このCNNニュース、どっかで日本語で採り上げられていないかと探したけど、めぼしいものは見当たらなかった。ちゃんと聞き取って記事にまとめてくれる人、募集(^^;;
あ、でも、ググッタときに、代わりに下記を見つけた。
■Cell Phone Popcorn Hoax Revealed(Ganges 22日前(^^;;)
http://jp.ganges.com/Cell_Phone_Popcorn_Hoax_Revealed_v5153414/
残念ながら真相とは違ったわけだが、やりゃあ「仕込み」でもできたよ、という実証映像(^^)
[7/13追記:この映像も怪しいのでは? というご指摘が。言われてみると、「間違いなく真性の映像」かどうかは、なんとも……。というわけで眉につばをつけてご覧ください。]
ついでに、電磁波を実測した記事も紹介。
■携帯電話でポップコーンは本当にできるのか(鯔背銀杏 2008-06-09)
http://mayo.tonkotsu.jp/blog/?eid=327
CNNニュースの中で、会話する二人の背景に流れる種明かし映像を見ていて、使用された画像処理ソフトが何なのかググって探したのですが、わかりませんでした。消去するターゲットの座標位置を数字でカウントしながら追跡していくところを見ると、業務用ソフトの何かですね。商業映画の編集で標準的使われているMayaかな? とも思ったのですが。
http://www.adobe.com/jp/products/aftereffects/?promoid=BPBQW
(上のURL)アドビ社のホームページのAfter Effects CS3 Professionalの「機能ツアー」→「モーションコントロール」をクリックすると、After Effectsの機能紹介を動画で見られます。指示したポイントを追跡できるようです。After Effectsは分類上、業務用ソフトですが、ハイアマチュアで使ってる人は結構います。
ですが、同じ映像を作るということなら、フレーム単位で編集できる動画編集ソフトさえあれば、あとはデジカメ買うとタダで付いてくるPhotoshop Elementsでテーブル上のコーン種は消せるので、難しいことではありません。
それより気になったのは、上で亀@渋研Xさんがご紹介されている、電磁レンジを分解してマグネトロンをテーブル下に設置した映像が本物かどうかです。疑いだしたらキリがないですが、あんなにきれいに垂直にうちがるんですかね。
kuritaさんが前エントリーでおっしゃってたように
「あんなにきれいに垂直に打ち上がるところがまずあやしいです。」
という印象は私にもありました。
そこまで疑っちゃあいけないのかな?
ちょっと加筆しておきましょう。
最近、陰謀論の人のビデオばっかり見せられているので、「ケータイでポップコーンのトリックは暴かれた!」と言われると「911の真相はこれだ!」と言われた時と同じ気分になっちゃうんです。
もう一度冷静になって考えてみました。
「破裂するポップコーンが跳び上がる」とは、力学的に見てどうなるのか。
破裂するポップコーンは、コーン種の中心から外側へ放射状の力が働いて、その力の作用・反作用で跳び上がるわけですが、平らなテーブルにコーン種が置かれている場合をX軸(水平方向)、Y軸(垂直方向)の座標にあてはめると、力の成分のうちX軸方向の成分はコーンの殻を押し広げるのみ、Y軸方向の成分がコーンの殻を押し広げると同時にテーブル面を押す力として働くのだから、運動方向は垂直方向だけ。だから、コーン種の周囲に他のコーン種などの障害物がなければ、必ず鉛直上向きに跳び上がる。
こうなりますか。
ちょっともやもやした感じが残るのは、よく物理の問題に出てくる、「空気抵抗は無視するものとする」という理想状態で質点に働く力や運動を考えているような気分がするからです。現実にはコーン種の形はでこぼこしたものでしょうし、コーン内の水蒸気爆発が、コーンの重心から大きくはずれた部位で起きたら、跳び上がりつつ回転運動する事もありそうな気がするんですね。
これって、素人がよくやるミスですか?
なんだか、自分で実験したくなりますね。