やめられないとまらない(『digital ひえたろう』 編集長の日記★雑記★備忘録 2008年9月 4日)
しゃっくりの止め方(言戯 2008年9月 7日)
みんないろいろな止め方を試みるものである。我が家全員の愛読書であるマンガ『あずまんが大王』にも、しゃっくりを止めようとあれこれ試みるもなかなか止まらない、というネタがあったな。「100回続くと死ぬ」とか聞いたことがあると言って騒ぐのだ(「あずまんが しゃっくり」でググると、どういう方法が出て来たかを書いているサイトや、Windowsならアニメ版のその回も見られる模様)。
まあ、うん、止まらないと、死なないにしても困るからね、いろいろ試すわけだ。
「コップの反対側から水を飲む」という止め方が、
ぼくもそう思う。「わからん」と思う人がそれなりの数いそうなのに、ある程度広まっているのだから、わかる人、あるいはその言葉だけからでは意味がわからないことは気にならない人もまた、一定数いるということかなあ、などとぼんやり思う。
「大豆」ネタは、あちこちで紹介されているようだ。都市伝説? ほんとに止まる?
◆
しゃっくりの研究というのは、これまでにも存在したようだ。
ここでは「しゃっくりの起源に関する研究」に関する話が紹介されている。「100回で死ぬ」ではないが、「継続的なしゃっくりが食道がんの前兆かもしれない」という研究もあったようだ。
「シャックリの止め方の研究」というのも、ちゃんとあった。直腸刺激によってしゃっくりを止めるという研究が、2006年のイグ・ノーベル賞を受賞しているそうだ。
母親のしゃっくりを止めるために、「驚かす」ということを研究すべく、心理学の道に進んだ人のお話もあった。
◆
あちこちで紹介されている「しゃっくりの止め方」のなかに、我が家の定番がないようなのでご紹介してみる。
・ティースプーン1杯の砂糖を、舌の中央に置き、水などの助けなしで飲み下す
そんだけです。
カアチャンが実家かどこかで覚えたもので、カアチャンも子どもたちもこれで止まるみたい(見たこともある。2杯目まで止まらなかったときもあったな)。
ぼく自身はどうだったか記憶にない。
記憶にないと言えば、ぼくの実家にも「定番」はなかったような気がする。しゃっくりが出にくい家系、あるいは止まりやすい家系なのだろうか。
しゃっくり研究、手をつければいろいろとアプローチの方法がありそうだが、さて予算はつきにくいかもしれないなあ……。
◆
しかし「しゃっくりの止め方」は、将来有望かもしれない。新薬か「しゃっくり停止器」なんて発明に結びつけば、売れるかもしれない。だって、食道がんですからね。止めないと。
お金になるとなれば、きっと今もどこかで粛々と進められているのであろうか、と想像してみる。白衣の博士と助手のケンイチくんが、「では、次の方法……わっ!」「止まりません」「これまでのところ、『驚かす』という方法の成功率は2%だな」などと試しているのである。
ただ、いま現在まさに「しゃっくり中」という被験者を見つける大変さに頓挫しかけていそうな気もする。せっかく見つけても、研究室に連れて来て、多忙な博士が到着するのを待つ間に被験者のしゃっくりが治まってしまうこともあるに違いない。
スポンサーの心覚えがはかばかしくないことに、ケンイチくんは小さな胸を痛めている。彼の責任ではないのに、気の毒である。
そのような場合は、hietaroさんの協力をあおぐとよい。彼はしゃっくりを自在に出すと公言している。出し方を心得ておられるのだ。その方法を教えてもらおう。「しゃっくり指南」である。
ケンイチくんが自在にシャックリを出せるようになれば、研究の進捗も著しいに決まっている。
hietaroさんが手っ取り早く被験者にされちゃう可能性もないわけでもない。しかし、なに、謝礼を要求しさえすればいい。経費節減のためにケンイチくんが実験台になると相場が決まっている。
案に相違して予算潤沢で、「はあそれぐらいならお出しします」とか言われたら、ひと儲けできるぐらいの条件を出すのだ。しゃっくり1回でMTGの麺を使ってこしらえたつけ麺が1杯食える、とかいう料金設定にしてはどうか。
博士とケンイチくんは純朴で、「しゃっくりが始まってから治まるまでで1回」と考えているに決まっているのだが、実はそうではないのだ。ヒックヒックで2杯、ヒックヒックヒックで3杯、合計5杯と、そういう計算法である。
それならば、皮算用も楽しくなるのではないか。
◆
いや、意外と、自在にしゃっくりを出せるようになると、「しゃっくりの有効活用」などという研究も始まるかもしれない。むしろ、そっちの方が重要か。
真っ先に思いつくのはダイエットである。
しゃっくりにはウェストを引き締める効果があるのではないか。腹筋を使うのだから、ないはずがない。メタボ対策にもなる。
1日100回連続してしゃっくりをして、1週間でウェストがこんなに細くなりました、などというコマーシャルに出演するのだ。100回で死ぬ? それは迷信です。
ダイエット市場は不滅だ。これはいける。
そういえば、落語には「あくび指南」という噺がある。
あくび指南:テキスト、志ん生と山藤の動画
あれを思い浮かべたって、研究に協力するだけでなく、一般向けにやってもそこそこいい儲けになりそうである。だってあくび指南所があるんですよ。
全国津々浦々にしゃっくり教室をたくさん作る。駅前しゃっくり留学である。出資者はいる。きっといる。どこかにいる。医学的にも間違いのない理論であるに違いないと確信しているとか言っとけばいいのだ。だいじょうぶ。
身につけさえすれば、特別な場所はなくても、いつでもどこでもしゃっくりはできる。みんな通勤途中にやりはじめる。休み時間にもしゃっくりだ。そういえば、しゃっくりをしていれば、食欲も減退することだろう。いいことづくめだ。
ワイドショーに出て、司会者といっしょに「しゃっくり指南」もする。こういう出し方をすると、「ヒク、ヒク」と小さくて効果が小さい。こう、大きく「ヒック、ヒック」と出すためには、お腹に力を入れるときに、こうです。ここをこう。
これ以上詳しいことは教室へどうぞ。認定インストラクターが、親切に指導します。1コース半年です。
認定インストラクターになるには、日本しゃっくり協会で1年間の講習を受ける必要があります。テストはありません。だれでもなれます。
『よいしゃっくりで、血液さらさらに』などという本も書ける。内容は、血液としゃっくりの直接的な関係はなくてもよいのではないか。しゃっくりする→やせる→血液さらさら→やったー、である。完璧だ。
ベストセラーを狙うなら、やっぱり『幸せになるための、しゃっくり 8つのテクニック』とかだろうか。「八」は末広がりなうえに「8」は横にすれば無限大である。
そうだ。船井先生とお友だちになっておくといいかもしれない。幸島で100人セミナーをやる、というのはどうか。「あなたが百匹目の猿ならぬ、百人目のシャックラーになって、世界変革の口火を」とか「しゃっくりの力で、異常気象を止めよう」とかなんとか言えば、毎年百人ぐらい集められるのではないか。しゃっくりと異常気象の関係など、そのうち誰かが考えてくれる。問題は「不幸を防ぎたいという熱意」だけである。
親子で参加する夏休み特別講座とか企画すると、自由研究にもレジャーにもなって、とってもお得。
なに、失敗してもしゃっくりそのものには元手は不要なので、大した傷にはならない。きっと。たぶん。
◆
なんにしろ、どなたであれ、もしも自在にしゃっくりを出せて、博士とケンイチくんにスカウトされたら、安心して「しゃっくり指南」をしに行かれるとよいと思う。実直な研究者に悪い人はいないはずだから、悪いようにはされないだろう。人の役に立つという喜びも得られる。
あっ! そういう異能の持ち主を捜すという大プロジェクトをやるというのもよいのではないか。だって、これはもう救世主を捜すようなものですよ。テレビの特番を組むべきだ。もしも異能の主を発掘できたら、それだけでもう大儲け間違いなしである。
ただ、あまり広まると、そのうちに「うるさい」とか「腹が疲れるので、かえってカラダによくない」とか言う人が出て来る可能性がある。「100回連続で死ぬ」という迷信を持ち出して、「迷信にもなにか根拠があるかもしれない。やり過ぎは毒だ。なんたってやり過ぎというぐらいだ」とかいうツッコミも来るかもしれない。
「嫌しゃっくり運動」である。
会社には「しゃっくり室」ができ、そこ以外ではしゃっくりをしてはいけないことになる。自然にしゃっくりが出る者もいるのだが、そうは思われない。「こいつはしゃっくり者だ」ということになって、肩身が狭くなる。
電車でもしゃっくり禁止だ。
街角に「しゃっくりボックス」ができる。志のある者は、身を縮め肩を寄せあってしゃっくりに励むのだ。
認定シャックラーは地下に潜る。いつの日にか、ふたたびしゃっくりに光が当たる時が来ることを信じて、一般人にまぎれてこっそりと活動する。「頭のところを続けて読むと、『しゃっくり』になる広告コピー」とか、「行末から1文字ずつ斜めに読むと『しゃっくり』になる契約書」なんつって暗号のように世間に「しゃっくり」の5文字を埋め込むのだ。サブリミナルしゃっくりである。
人々のうち、勘の鋭い者は「シャックラーの秘密結社」に気づくかもしれない。なあに、そのときには「それは陰謀論だ」と一蹴すればよいのだ。
あ、いや、違った。『秘密結社シャックラーの陰謀』という本を書けばいいのだな。特番もできるかも。映画にもなるかも。NHKのみんなのうたにも、こっそりとしゃっくりが。
どうやら、落語の「あくび指南」と違って「しゃっくり指南」は退屈できそうにない。いや、そもそもしゃっくりしながら退屈はできないか。
これは一大事だ。それでは、オチがつきそうにない。ということは、終わらない、つまり発明には結びつかない可能性が高いではないか……という推論の誤っている点を200字以内で述べよ。
オレの場合、しゃっくりが必ず出るパターンとしては、寒い時期に冷たいものを呑むというのがあります。夏冬問わずビール党なので、冬場のビールはしゃっくりとの闘いです(笑)。
で、このパターンのしゃっくりの止め方は、元々冷たいものを呑んで出たしゃっくりですから、ぬるま湯を呑めば必ず止まります。これに気附くまで、冬場にビールをガブ呑みしてはしゃっくりが止まらずに気持ち悪くなって嘔吐するというイヤな必敗パターンがありました(爆)。
また、しゃっくりというのは、原因はいろいろでも動作のメカニズムとしては横隔膜の不随意的な痙攣らしいので、hietaro さんのところでも書かれていますけど、肋骨の下辺りを下から持ち上げるように両手で押さえ附けるというのも有効な止め方ですね。
ただ、これは内臓の痙攣を外部から物理的に抑え込むことで動作を止め、その間に痙攣をもたらしている神経ホルモンの働きが「なんやかんやで」納まることを期待するということじゃないかと思いますので、痙攣をもたらす信号がしつこかったら止まらないという弱点があるんじゃないかと思います。
え、「なんやかんやで」の「なんやかんや」とは何かと仰るのですか? そんなモン、「なんやかんや」は(ry
シャックリを自在に始めることができる(でも止められない)hietaroです。
しかしこの技術はきっと、自分にしか通用しないのだろうなあと思います。実際、私はお酒を飲んだりしてもしゃっくり出ないので。
獲得形質。
もったいない。
>「コップの反対側から水を飲む」という止め方が、どちらのブログでもわけわからんと言われているのがおもしろい。
あれれ?
私はこれ、理解しましたよ。で、実行して、とりあえず効果があった(ように思える)と書いたんですが……。
これは、
○←コップ
●←本人
という感じでコップを持ったとして、
A
○←コップ
B
●←本人
通常はB側に口を持っていって水を飲むわけですが、それをAのところに口を付けて飲む、というやり方です。
かなり前屈みになって飲まないといけません。コップもA側に倒さないといけません。座って飲んでるところは、横から見たら9という数字に似てるかも。(^O^)
完璧な説明だと思いますが、いかがでしょう?
このエントリや「言戯」さんのエントリを読む限り、やっぱりみなさん、シャックリを止めるのには困っているんですよね?
「そのくらいのトシの人で自分でしゃっくり止められない人見るの、初めてですよ」
と言われたことにかなりショックを受けているんですが、もしもみなさん、たしなみとして自分なりのワザを体得しているのだとしたら、
シャックリ出た
↓
困った
↓
こういうやり方したら治ったぜ
↓
フフン♪
というエントリをわざわざ挙げませんよね? (世の中にあるシャックリエントリのほとんどがこの構造であり、しかも絶えることがない。)
(Yahoo!ブログ検索の「「しゃっくり」の注目度の推移」がなかなか味わい深いです。
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A&ei=UTF-8)
このシナリオではシャックラーは少数派として地下に潜るということですが、さて、地下に潜らなければ行けないのはどちらか……。百匹目のシャックラーが、すぐに出てくるのですよ。フフフ
黒猫亭さんは、冬のビールで必ず出て、ぬるま湯で必ず止められるのかあ。なんか、もう芸に近いような。
hietaroさんのお話にもありますが、出し方も止め方も、ひとりひとりで有効範囲が異なるというか、「一般解」はないのかもしれませんね。
「一子相伝」とか言って大事にしてると、他家の人には通用しないとか言うネタでも書けそうです(なにを書く)。
「なんやかんや」は、きっと、あれですぜ、あれ(謎)。
hietaroさん、勘違いのご指摘&「コップの反対側から水を飲む」の解説、ありがとうございます。
勘違いの方は、いま修正しました。ナニを読んでたんでしょうね(大汗
「コップの反対側」ですが、あーなるほどと思いつつ、それって頭が逆立ちしますよね? ハナに水が逆流しないのかな、と余計な心配が頭をかすめました(^^;;
えーと、みんなが止められなくて困っているかというと……どうなんでしょうね。多くの人は、そんなに困らないうちになんとなく止まってるんじゃないのかな。どうやって止まったのかも定かでないぐらいの感じで。
というのは、ぼく、そんな感じです。
「あ、いつの間にかしゃっくり出てる」
「あ、いつの間にか止まってる」
極めてお気楽(^^;;
でも、けっこうな数の人が気にしている=困った経験をもっている、ってことは言えそうな気がします。ただ、目の前で「止まらなく困っているオトナ」を見たことは、確かにないですねえ。子どもだったら見たことあるのですが。
ええ、「見たことがない=世の中にない」ではないのだ、ということは言えそうです。ダメなオカルト批判への反論みたい(爆)
ブログ検索、興味深いです。
ほぼ常に誰かがしゃっくりについて書いているのもさりながら、なぜか2008年4月下旬と2007年2月下旬にピークがある。どちらも特にテレビでなにかを見たとかいうことは書かれていないようです。なんでしょう。一時的な流行があったのでしょうか。伝染性シャックリ。
星新一、ですか。
実は、これを書く直前にトイレにこもっておりまして、そこでたまたま手近にあった筒井康隆の『家族場面』(新潮文庫)を読んでたんですが。
ええと、隔世遺伝 (。_・☆\ ベキバキ
http://www.ntv.co.jp/sekaju/class/080906/03.html
hietaroさんのもお婆ちゃんからの知恵ですか?
あと、両方の耳に指を突っ込むという方法がかなり効果があるということなので、今度試してみようと思っています。
…そう思っている時に限って、中々出てこないんですが(^^;)。
>黒猫亭 さん
「元々冷たいものを呑んで出たしゃっくりですから、ぬるま湯を呑めば必ず止まります。」
さらりと流しそうですが、この論理展開をそのまま受け入れていいのでしょうか? (^O^)
>亀@渋研X さん
>「コップの反対側」ですが、あーなるほどと思いつつ、それって頭が逆立ちしますよね? ハナに水が逆流しないのかな、と余計な心配が頭をかすめました(^^;;
私もそう思ったんですが、やってみるとそういうことはなかったです。
あるいはそういうふうにならないように集中して飲むから治るんだとか、そういうリクツかもしれません。わかりませんが。
>目の前で「止まらなく困っているオトナ」を見たことは、確かにないですねえ。子どもだったら見たことあるのですが。
うーむ……。
頑張ってしゃっくりを自在に止められるオトナになろう。
ブログ検索の方は、2007年2月下旬については↓のニュースが引き金のようですね。
しゃっくり止まらず4週間、1分間に50回 米の少女
http://knty.seesaa.net/article/34579648.html
ただ、2008年4月下旬の方は、わかりませんよねえ。
あるかも。感染性しゃっくり。
あるいはしゃっくりテロ。
>OSATO さん
>hietaroさんのもお婆ちゃんからの知恵ですか?
あ、いえ、私のは↓のサイトで知ったやり方です。
http://www.mag2.com/vow/osiete/syakkuri.htm
>今度試してみようと思っています。
…そう思っている時に限って、中々出てこないんですが(^^;)。
みなさんしゃっくりを侮りすぎです。
あんなものは絶対にならない方がいいんですよ。
その「試してみよう」と思っているやり方が不発だった時にどれだけ困るか、思い知るがいい。(^O^)
>両方の耳に指を突っ込む
んむ? なんか体内の空気の流れをどうにかするのかしら。少なくとも、シャックリがよりはっきりと体感できる効果はありそうですね(^^;;
>この論理展開をそのまま受け入れて
え? そこはネタじゃないの?(爆)
>しゃっくり止まらず4週間、1分間に50回 米の少女
うわああ。1分間に40回とか50回とか。すごい数だな。吐きそう。
hietaroさんみたいに、ちゃんと寝られるんですね、きっと。
しかし、ギネスに出ている男性の方、「しゃっくりで長寿を実現」とか誰も考えなかったのかしら。
>侮りすぎです。
そうです。
地下生活は、きっとつらいですよ。
(。_・☆\ ベキバキ
http://eow.alc.co.jp/%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A/
用例を見ると、ただならぬことになっています。もちろん「流行性しゃっくり」もあります。
>>さらりと流しそうですが、この論理展開をそのまま受け入れていいのでしょうか? (^O^)
一般則の論理としては成立しませんね(爆)。個人的な経験則上の論理です。若い頃から、ビールを呑むとしゃっくりが出ることがあって、その頃は突き詰めて考えていませんでしたから、酒を呑む→しゃっくりが出るというのは普通のことだと思っていました。
しかし、或る時に、どうやらビールを呑んでしゃっくりが出るのは冬場に限られるようだということに気附きまして、だとすれば、これは酒を呑んだからしゃっくりが出たのではなくて、寒いときに冷たいものを呑むからではないかと思うようになりまして、それもどうやらアイスコーヒーなどでは出ないので、炭酸に限られるのではないかと。
これにずっと気附かなかったのは、元々オレがビール以外の炭酸飲料をまったく飲まないからでして、試しに寒い時にコーラをがぶ飲みしてみたら、やっぱりしゃっくりが出たんですよ。これはもう間違いないだろうということで、まず「寒い時に冷たい炭酸飲料を飲むとしゃっくりが出る」という黒猫亭の体質に関する情報が得られたわけです(笑)。
そこからごく単純に「冷たい炭酸飲料を飲んで出たしゃっくりなんだから、温かいものを飲めば止まるのではないか」と推測して試してみたら、ちゃんと止まりました。「スパシーボ」かもしらんのですが、とにかく止まるのです。
そういう次第ですので、少なくともオレ個人に関しては「冷たいものを飲んで出たしゃっくりだから、温かいものを飲めば治る」という論理が成立します、というか、前述のようなくだくだしい話を端折るとそういう言い方になるというだけですが(笑)。
これはつまり、「冷たいものを飲んで出たしゃっくりは温かいものを飲めば治る」という一般則を導き出すものではないということですね。そういうことですので、もしも仮にhietaroさんのしゃっくりが冷たいものを飲んだせいだったとしても、オレにはどうしてさしあげることも出来ません(爆)。
肝心のことを書き漏らしていました(笑)。
>>「そのくらいのトシの人で自分でしゃっくり止められない人見るの、初めてですよ」
しゃっくりというのは、多分横隔膜が痙攣している状態を謂うんだろうから、「しゃっくりとは何か」というのは割合はっきりしているけれど、どういう原因で痙攣するのかは人それぞれ体質や癖次第で、これというほど決まった原因がないということはあるかもしれません。
そうすると、大概の人は子供の頃はしゃっくりが止められないわけですが、しゃっくりというのはけっこう苦しいので、みんな大人になるまでにいろいろ止める方法を試してみるわけですね。そうやっていろいろ試すうちに、自分のしゃっくりに適したやり方が見附かる、そういうふうにして大体の大人はしゃっくりを止める方法を自分なりに掴んでいる、そういうふうにご友人は考えているのかもしれませんね。
でも、多分世の中には、巷間伝えられている止め方では止まらない人もいるだろうし、そういう他人の知恵に接する機会がなかった人もいるだろうと思いますので、それは単にたまたまそのご友人が自分のしゃっくりを止める方法を見附けていて、それが当たり前のことだと考えておられるというだけのことだと思いますよ。
ですので、別段hietaroさんがしゃっくりの止め方がわからないからと謂って、それはそういう体質だというだけのことで、hietaroさんが大人としてダメだということではありません、今後も堂々と誰憚ることなく大手を振って止められないしゃっくりに苦しむべきですよ、ええ(爆)。