2008年10月26日

「a genuine UFO」ってなに?【追記あり】

スラッシュドット経由。

■英国防省、UFO目撃証言の文書を公開 92年まで6年分(CNN.co.jp 2008.10.20)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200810200025.html

元記事:
■UK: Jet captain reported UFO sighting(October 20, 2008 -- Updated 1050 GMT (1850 HKT))
http://edition.cnn.com/2008/WORLD/europe/10/20/britain.ufo.sightings/

「a genuine UFO」ってことは、「正真正銘の未確認飛行物体」ってことだ。

それ、なんなんだ。気持ち悪いよ。どっちなのか、態度を明確にしてくれ、せんせー。

「つまり未確認なままなのさ」と肩をすくめているのか、それとも眉間にシワを寄せて「マジでナゾなんですよ、あれ」と身を乗り出しているのか。どっちやねん。

もう少しはっきりモノを言ってくれよ、デイヴ、ハッハッハ。

じゃなくて。わしには、英語のその辺のニュアンスがわからんのだな。

おしえて、英語がわかる人。

「a genuine UFO」と言われているのは、イタリアの航空会社のパイロットが目撃したという91年4月の事例。
国防省の調査でミサイルだった可能性は排除され、「UFOだったとみられる」との結論に至ったという。
(略)
国防省はこうした報告を、「敵国などによる領空侵犯があったかどうか」という視点からのみ検討し、侵犯の事実がなかったと判明した場合は調査を打ち切るという。同省は「UFOの問題にそれ以上の関心はなく、地球外生命が存在するかどうかにも回答は試みない」との立場。結果として、多くの目撃証言で「物体は結局なんだったのか」という疑問が解けず、なぞは残ったままとなっている。
(CNN.co.jp)
In that instance, the defence ministry ruled out a missile and "all the usual explanations," wrote David Clarke, a UFO expert and journalism instructor at Sheffield Hallam University, who worked with the National Archives to prepare the new materials for release.
"The end result was this was a genuine UFO and the file was simply closed," he wrote. "There was nothing more they could do."
(略)
"The Ministry of Defence has no other interest or role regarding UFO matters and does not consider questions regarding the existence or otherwise of extraterrestrial life-forms," it said in May.
(CNN.com)
CNN.co.jpの「UFOだったとみられる」って言い方だと、「つまりは未確認のままで放置です」って話じゃなくて、いわゆるエイリアンクラフトかなにか、どう頑張っても説明のつけようがない未知のものだったという話にも見える。CNN.comの「a genuine UFO」ってのだって、そうも受け取れる。そうなのか。

最後まで読むと、「国防省は」領空侵犯かどうかにしか関心がない、そうじゃないとわかれば、あとはどうでもいいよ、ということらしい。

だけど、CNN.comの前段に出てくる「シェフィールドハラム大学のジャーナリズム専攻でUFOの専門家であるデヴィッド・クラーク」は、そう考えていない。「ミサイルを含める、およそ考えられる説明はどれも当てはまらなかった」っつうてるのだ(違う?)。

ってことは? つまりどうなの? やっぱり「マジでナゾ」ってか「あれは正真正銘の(ピー)だあ!」なの? なんでまた「a genuine UFO」なんて言い方をするんだー、「UFOの専門家」め! 気持ち悪いよー(泣)

#実際のところどっちだったのかは、興味ありません。
#たぶん「わかんない」でしかないので。
#こういう報道とか「専門家」の態度や姿勢に関心があるのです。

ところで、どうでもいいが、デイヴ・クラークってことはTAKE FIVEと同姓同名じゃね? そういうボーカリストもいたような。テンペストか?

David Clarke(Staff profiles | Media and Communication | Sheffield Hallam University)
http://www.shu.ac.uk/media/staff.html#dc

「都市伝説に特別な関心を寄せている」そうでしょうとも。

おまけ:
英国防省、新たにUFO目撃情報を公開(AFP 2008年10月21日)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2530657/3450767

半年前にも、似たような話が。

英国防省、UFO目撃に関する旧機密文書を公開(ロイター 2008年 05月 14日)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-31780320080514

【10/27追記】
なんのこたあない。英語でググればよかったんじゃん。「正真正銘の(ピー)」の意味で使っている人が多々いました。英語圏でも「UFO」を「未確認飛行物体」の意味ではなく「(ピー)」の意味で使う人が一定数いる、で、件のせんせーは「いわゆる『正真正銘の(ピー)』」という意味合いで「a」で言っとった、ということかな、と思いました。マル。

ちなみに、せんせー自身がビリーバーなのかどうかはわかりません。

あ、なんでいちいち「(ピー)」なのかというと、そこに入る単語は論者が好きなように想定しているに違いないからであります。まあおよそ「正体がなんなのかはともかく、気象現象や一般的な飛行物、天体、あるいはそういったものの見間違いや撮影上のちょっとした異常といった『当たり前の説明』では決して解決がつかないような、ナゾのナニカ」といったようなこと。本来は、それこそが「未確認飛行物体」ってことだと思うのだが。もうこの言葉は定義不明になってしまっておるなあ。だからといって、そこに「ナゾの」とか「正体不明の」とか「定義困難な」とかつけたらさらにワケが分からなくなる。というわけで、うんざりしている気持ちも込めつつ「(ピー)」「せんせー」なのでした。


posted by 亀@渋研X at 22:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 「a genuine UFO」ってなに?【追記あり】
この記事へのコメント
日本語版の記事だけを見る限りわざわざ「」でくくってますし、
文章自体も「そういう結論を出したのは国防省」という内容になってるように思えます。
なので、後ろの
「敵国機じゃなければどうでもいい。宇宙人?んなもん知らねぇな」
(これ、5月に表明されてるんですね)という内容を適用して、
その部分のUFOは文字通りの「なんか飛んでた(ように見えた)」と受け取るのが無難なのではないでしょうか。
元記事から内容が削られたり変更されたりしてるので、
サイエンスのジャンルに放り込む際にヤバい受け取られ方をしないようにしたんじゃないですかねぇ。
まあ、訳した人と元記事を書いた人の本心なんて解りませんが・・・。

いやぁ、それにしても「○○のエキスパート」って表現は英語でも胡散臭いんですねぇ。
Posted by ゴホンといえばリボ核酸 at 2008年10月27日 22:19
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