2008年12月13日

砂糖に依存性? 米の研究

昨日のロイターの記事。

砂糖に依存性あり、ラットで証明=米研究(ロイター 2008年12月12日)

はてなブックマークでも書いたけど、なんだか引っかかるのでググった。もちろん「依存性があるわけはない」なんてことではなくて、「また学会発表1つとか論文1つで『証明』とか書いちゃったんじゃない?」と思ったから。

ほかのブコメを読むと、もっといろんな条件がわからんとなあ、みたいな話も。
complex_cat Experiment, Animal behavior, Food 神経系統影響というのがどういうものかな。もう少し大型の代謝率の低い動物で実験してみるべき。ラットがどういう動物かという問題が「実験動物」実験だと見落とされる。あとどのくらい砂糖漬けにしたのか→原著必要

LethalDose 元論文を読まないとなんともいえないけど、味覚による(報酬系)ものなのかグルコース自体の作用なのかが気になる。生きるためのシステムとして糖を望むシステムであってもおかしくはないかな。

DocSeri 医学 砂糖の薬理として依存性があるのか、砂糖摂取の喜びから脳内物質による依存性があるのか、これだけじゃ判らん

はてなブックマーク - 砂糖に依存性あり、ラットで証明=米研究 | 世界のこぼれ話 | Reuters
なるほど。

はてブでは依存性を毒性とみなしているようなコメントもあるんだけど、それは違うんではと思ったり。その意味では、「なんにでも依存性はあるだろう」みたいなコメントも、妥当ではないんじゃないかしら(いや、素人感覚で、です。その道では依存性は毒性の一種と考えるのがふつうなのかもしれない。でも、「なんだって摂りすぎれば毒」という話が正しくても、「なんだって摂りすぎれば依存性が生じる」ってもんではないと思うんですけど)。

今回のは「The Journal of Nutrition」に論文が出たということらしい。で、もっと前(2002年)にも「Obesity Research」に同じ人から論文が出てるらしい。

考察する余裕は、多分来週半ば以降までないので、見つけたもののリンクだけ。

■プリンストン大でのプロフィール

BART HOEBEL(Department of Psychology / Princeton University /)
http://weblamp.princeton.edu/~psych/psychology/research/hoebel/index.php

■海外の掲載誌/紙:まだ全然読めてない。

Sugar can be addictive, Princeton scientist says(EurekAlert! Public release date: 10-Dec-2008)
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-12/pu-scb120908.php

Animal study suggests existence of sugar addiction, says scientist(Foodnavigater.com | Europe 11-Dec-2008)
http://www.foodnavigator.com/Science-Nutrition/Animal-study-suggests-existence-of-sugar-addiction-says-scientist

Rats show the perils of sugar addiction, researchers say(CBC news December 10, 2008)
http://www.cbc.ca/health/story/2008/12/10/sugar.html

■Wikipedia(英語):Hoebelの名前が何度も文献に。

Sugar addiction - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Sugar_addiction

■論文の掲載誌:

The Journal of Nutrition
http://jn.nutrition.org/

「hoebel」で検索しても該当なし。まだ掲載されてないのかな。

Obesity Research
http://www.nature.com/oby/index.html

Obesity Researchを「hoebel」で検索すると、5件ほどヒット(読めてない)
http://www.nature.com/search/executeSearch?sp-q-9=oby&sp-q=hoebel&sp-c=10&sp-x-9=cat&sp-s=0&submit=go&sp-a=sp1001702d&sp-sfvl-field=subject%7Cujournal&sp-x-1=ujournal&sp-p-1=phrase&sp-p=all

■2003年のIndependent紙の記事:同大学の、よく似た名前の別人の研究なのか、first nameを間違えただけなのか。

農業・農村・食料・食品:ニュースと論調 2003年1月
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/headline/agri0301.htm
ファスト・フードは麻薬同様に習慣性
 Fast food is addictive in same way as drugs,say scientists,Independent,1.30
 プリンストン大学の心理学者・Jhon Hoebel等がラットを使った実験から、過食は自己規制が効くような単純なものではないかもしれないと主張。脂肪や砂糖を多量に含む食品の大量摂取は、これに抗し難くする脳の変化を引き起こす可能性がある。[アヘンに似た麻薬作用をもつ]脳の自然のオピオイドを刺激することで、食品の大量摂取は、程度は低くても、ヘロインやコカインと類似の作用をもたらす。

Fast food is addictive in same way as drugs, say scientists(30 January 2003)
http://www.independent.co.uk/news/science/fast-food-is-addictive-in-same-way-as-drugs-say-scientists-607073.html

■2002年のプリンストン大の記事:こっちは当然Bartになってる。IndependentのJohnとの関連までは未調査。

Princeton - News - Sugar on the brain: Study shows sugar dependence in rats(June 20, 2002)
http://www.princeton.edu/pr/news/02/q2/0620-hoebel.htm

ちなみに、現在のプリンストン大のサイトでは「John Hoebel」ではなにもヒットしない。(8:42追記)「なにもヒットしない」は間違い。正しくは「それらしい記述は見つけられなかった」です。

 


posted by 亀@渋研X at 08:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 砂糖に依存性? 米の研究
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