株式会社ジェネパックス(魚拓)
開発に要するコストも膨れ上がっており、そのような状況の中で、弊社のリソースにも限界があるため、弊社としましてはここでいったん弊社のリソースを再整理して商品開発の計画を再考させていただくこととし、本ホームページを閉鎖させていただきます。
mixiの「科学とかSFとか」コミュのトピック「雑談(軽いネタ系)」で知った。投稿は19日だが、同社サイトのあいさつがいつから掲載されていたのかは不明。
発表当時の魚拓(群)も紹介されていた。
http://megalodon.jp/history/20080610/8
私たちの思い - 株式会社ジェネパックス
ニュースリリース - 株式会社ジェネパックス
会社概要 - 株式会社ジェネパックス
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当時の情報では行政の支援を受けるような、受けようとしているような話もあったと記憶しているが、結局どうなったのだろうか。
魚拓にある大阪府の経営革新支援法経営革新計画承認企業(平成16年11月)には、トップにこのシステムに関係するとおぼしき事業がある。しかし、現在はなくなっているようだ(本日の魚拓)。承認取り消しになったのか、取り下げたのか。
上記トピックでも指摘されていたが、好意的に採り上げていたマスコミからのフォロー報道はないようだ。まあ、よほど公的資金でも投入されていなければ、こういう時に報道されることがなくても不思議はないのかもしれないけれど。発表当時採り上げたマスメディアのWeb上の情報は、魚拓内で「ジェネパックス」で検索すると、かなりわかりそうだ。
「結局のところ詐欺だったわけね」とか言い出す人がいるだろうから書いておくけれど、いろいろと推測することは可能だが、結局なんだったのかは明らかでない。同社のあいさつ文は、「あんな技術はウソで、根も葉もなかったことがわかったのだ」などと言えるだけの材料ではない。どう考えても成立しそうにない技術の話ではあったものの、この状況では「あたら有望な新技術の芽を、懐疑的な批判がつぶした」などということを言い出す人だっているだろうとも思う。同社のあいさつには、どちらの推測を断定に変えてくれるような情報もないのだけど。
これは、逆に言えば「ニセ科学批判がおかしげなものを、ひとつつぶした」などと、なにか「戦果」などのように言うことも、現状ではできないということだ(そんなことをしそうな人は一人も思い浮かばないのだが、「ニセ科学批判の有効性はどうやって確かめるのだ」などと言い出す人だっているわけだから、いてもおかしくないだろう)。
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おそらく、「ニセ科学もオカルトもなくならない」というだけでなく、なにかがひとつ人目につく舞台から退場していったところで、それが批判のためなのか、それ以外のなにかのためなのか、そんなことが断定的に語れるケースは滅多にないことだろう(ほかのあらゆるものの場合と同様に、「○○のために違いない」と言い出す人は必ずやいるだろうけれども)。いや、ほんとに退場したのか、退場したのだとしても復活したりしないのか、そんなことさえわからない。よくあるケースでは、名前を変えたり意匠を変えたり、いや、名前も変えずに時間が経ってから人知れず復活したり。
どういう構図なのかも、わかんないよね。たとえば、このジェネパックスだって実は何者かにノせられていただけだ、なんてことだって、今の段階ではあり得る。詳細な内幕暴露本かなんか出て来て、当事者しか知り得ない事実かなにかが疑いようのない形で出て来たりすれば、また違うかなとは思うけど。
願わくば、この件でもどの件でも「被害者」が存在していないことを(無理かな。無理だろうな。じゃあ、「あまり大きな『被害』が存在しないことを」にしようかしら)。
全くマスメディアのフォロー情報ありませんですよね。一時は、めざましテレビでも取り上げていたのに(w
「それであの夢のエネルギー、どうなりました?」ぐらい突っ込んでみるのがジャーナリズムなんじゃないの?と思ってみたりします。
永久機関は永久に夢を追い続けなくちゃ……
昔からよくある「夢の未来がやって来た!」系の詐欺でしょう。
「本人がなんにも言ってないから明らかでない」という考え方もありですが、
そもそも詐欺は「騙す気がありました」と言ったら負けの犯罪ですから。(笑)
まあ、このての詐欺は大抵うやむやで終わってしまって、
司法の裁きを受けることはほとんどありませんけどね。
事件になったものといえば「モブデム」の例がありますけど、
あれも詐欺じゃなくて株価操作の方での逮捕でしたからねえ。
モブデムに関しては酷い対応をしたメディアがありました。
日経ゼロワンという雑誌は名前からしてデジタル系のくせにどう考えても実現不能なモブデムを肯定的に取り上げ、
しかもその理由が「当人がやれると言ってるからやれるんだろう」というものでした。
ネットで肯定的記事を掲載したメディアの中には後日その記事を削除して「コッソリとなかったことにした」ところもありました。
ネットの掲示板などではボロクソに批判され、
TBSにも批判的な報道をされてしまったので、
自己破産の際には「批判的な意見のせいで潰された」と言ってたようですけどね。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8187/
WESの件も被害者が出てきて法廷に出れば、明らかになるんですけどねー。
個人的には、GIGAZINEでも言われていた補助金狙いの疑いはもっています。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080616_wes_osaka/
そこで、共通教育で私の講義を受講した学生には毎年説教してます。
「この中で何人かは卒業後にお役所に勤めて、企業に補助金を出す立場になるかもしれない。で、トンデモ理論に基づく補助金申請が来たときにはきちんと却下できないと、ろくでもないものに数千万円とか税金をつぎ込む結果になる。だからちゃんと勉強しろ」といった感じで。
被害者は現在閉鎖ホームページ上に書いてる社長でしょう
うまく乗せられ資金を提供、契約金やら開発費用、事務所もろもろ
その間開発者には給料も払っていたのでは、技術的には破綻していますので発表されてはこまります。しかし雇われ社長は高給を貰っていたので大々的な発表に至り、批判を浴び、投げ出し、本当の社長名で現在のHPに発表。。。1億くらいが被害額ではないでしょうか?
ここからは事実、民主党も勉強会で了承したつもりが当日、発表会になっていてテレビを見た人から『詐欺では?』の声が多数よせられ、あわてて会社抗議した模様です。