逃避してたら、なにかについて語るときに大事にされることがあるものって、どんなものがあるんだろうと気になってきました。で、その例など、思いつくままにちょっと並べてみました(順不同。重複も不足も不整合も多々あり。こんだけなのに(-_-))
- 内容
- 論理的な整合性(破綻してない方がよかったり、破綻してるからよかったり)
- 正確さ(用字用語、専門的語彙、事実関係、文法などなど)
- おもしろさ(おもしろいものはよくないもの、という禁欲的な考え方もあるに違いない)
- 落ち(落ちの品質じゃなくて「落ちがないから偉い」とかもきっとあり)
- 属性
- 態度(冷笑的、揶揄的、同情的、共感的、挑発的、反発的[って言葉があるか?]、高慢、傲慢、誠実、貫禄、風格、妖艶、エロかっこいい。それは態度なのか? うーん……)
- 情緒の加減(情熱的、感情的、冷静などなど)
- 語り手の知識の有無(話題にしている事柄について、聞き手が気になる事柄について「○○を知らないヤツは信用しない」、森羅万象「とにかく博識で」、などなど)
- 語り手の出自(個人的な属性や所属集団の属性。宗派・民族・国籍・年齢・性別・既婚未婚・子どもの有無・収入・職業・資格・出身ないし在籍企業や学校・既往歴・部族・血液型・出身地・現住所。む。住んでる建物「社宅住まいなんでしょ?」。なんでもありそうだな。何階に住んでる・何号棟に住んでる・何号室に住んでるとかもあるのか?)
- 語り手の外見(イケメンブサメン、美女美男、醜女醜男、あひる唇、ボンキュッボン、チビハゲチョンマゲメガネ。物理的特性とすると固い・柔らかいとか重さもか。五感まで広げると色・大きさ・匂い・手触り・味とか? そういえばしょうゆ顔とかソース顔ってあったよね?)
- 状況(どういう場面で語られたか「いやあ、あの場面であれが言えるのはえらいよ」)
- コスト(価格、手間、時間など。高コスト=大変なほど偉い/低コスト=楽なほど偉い)
- 名前(それ誰が言ったの? あ。氏名の画数、名前の読みづらさなんてのもあるか? 難しい名前の人は教養がありそうとか)
- どっちつかず(あるいは両方)
- 聞き手の好み(個人的価値との合致具合)
- インパクト
- 有効性・有用性(実用性、その人が考える社会的価値との合致具合)
- 印象(内容の印象だったり語り手の印象だったり)
- 勝ち負け
おおむね、語り手にとっての価値は重視されません。
なにが大事かがかみ合わないことを嘆くこともできますが、変えることはなかなか難しい。おかしなものを大事にしていると笑うこともできます。「態度」が大事だと考える人も、その「笑う」というわかりやすさを歓迎する場合もあれば歓迎しない場合もあるでしょう。
どう考えてもどうでもいいものもあるけど、それはきっと自分にはどうでもいいということで、それを大事にする人に届けたいのであれば、自分が歩み寄る意外の手だては少ない。その人があなたに大事なら。
仮に「内容以外のもので判断する人の意見に、あまり普遍的な価値があるとは考えにくい」としても、それより大事な事情がある場合もある。もちろん、ない場合もある。
たとえばちっちゃい子にわかってほしいことがあるなら、きっと上記にはないことで大事なことがたくさんある。しゃがんで、物理的な目線を同じぐらいにするとか、その子の家族が誰もヒゲを伸ばしていないんだったら、会う前にヒゲを剃った方がいいかもしんないとか。ヒゲ面のおっさんが、階段の上から「あー、初めましてー、こんにちわー」って、こええよ! ごめんね、泣かせちゃって。
で、その人はちっちゃい子みたいなものなのだろうか。いやその、だから、まあ、内容以外はどうでもいいなんて思いませんよ。なんのためにどういう人に語るかによっては、かなり大事。
どうでもいい人に配慮するのはムダかもしれない。美しいのかもしれない。ギャラリーは大事かもしれない。でもギャラリーなんかいないかもしれない。天のお父様は常在する重要なギャラリーかもしれない(上位自我?)。
逆立ちしてもどうにもできないものもある。それでもあきらめちゃいけないものも、多分ある。
だから、あんたそれじゃダメだよなんて、あたしゃ恐ろしくてなかなか言えません。ええ、ヘタレですとも。えへん(胸を張るな!)。
・付き合いとか自分との関係とか
・支持政党とか政治的傾向とか
まあ、どれも属性か。
「内容」に属することって、ほんとにこんなに少ないのかな。オレが思いついてないだけか?