その日記では、日経ビジネス・オンラインの記事が紹介されていた。「この件をまともに報じている記事は、ネットではこれだけだといった趣きで。
薬事法改正で薬の販売方法が変わる/リスクの高い一般用医薬品は薬剤師が応対(日経ビジネス・オンライン 2006年9月27日)
(記事の一部)
これ「だけ」かどうかはよく知らないのだけど、確かにネット上では「ネットでの薬品類の販売規制」ばかりが話題になっていた気はする。ぼくのなかにも、まるでそのための薬事法改正みたいなイメージができていたかも。
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週末の全面広告、薬剤師会のサイトかどっかにPDFででも出ていないかと思ったのだが、見当たらない。でかいからウチではスキャンもできん。幸いテキスト主体だったので、以下に掲出しておく。
『朝日新聞』2009年5月31日(日) 全面広告(東京12版34ページ)
薬剤師からみなさまへ。
お薬を使う前に、知ってほしいことがあります。
お薬は、病気を治し、身体の正常な働きを促す反面、
リスクである副作用をともなうことがあります。
正しい使い方をすればよい効果が得られますが、
使い方を間違うと病気を悪化させることにもなりかねません。
私たち薬剤師は、お薬を必要とされるすべての方に、
よい面と危険な面を知った上でお使いいただけるよう、
直接、質問や説明、アドバイスなどを行います。
どうぞ、私たちからのメッセージを受けとってください。
みなさまの健やかな暮らしのために、
とても大切なことなのです。お薬をより安心・安全にご使用いただくために
平成21年6月1日から、薬事法改正により、大衆薬(OTC薬)の買い方が変わります。
1. リスクの程度に応じて、薬が3つに分類されます。
お薬のリスクが高い順に第1類(特にリスクが高いもの)、第2類(リスクが比較的高いもの)、第3類(リスクが比較的低いもの)と分類されます。
お薬のパッケージにもこの分類が表示されますので、ご購入の際にはご注意ください。
2. 店頭では、分類に応じて陳列されます。
第1類のお薬は直接手に取れない場所へ、第2類・第3類のお薬は他の品物と区別できる場所へ、分類に応じて陳列されます。
店頭での陳列方法によって購入者のどなたにも、お薬のリスクの程度がわかりやすくなります。
3. 薬剤師などの専門家から、使用のためのアドバイスや質問をいたします。
第1類のお薬を購入される際には、薬剤師が体調や他の薬の服用などを直接質問し、書面を使って必要な情報を提供します。
第2類のお薬は、薬剤師または登録販売者が質問を通じて、必要な情報の提供に努めます。
第3類のお薬は、薬剤師または登録販売者が適切な対応をします。
詳しくは、お近くの薬剤師にご相談ください。社団法人日本薬剤師会
http://www.nichiyaku.or.jp