2009年06月02日

全面広告「薬剤師からみなさまへ。」

マイミクさんの日記で、週末の全国紙に日本薬剤師会による全面広告が掲載されていたことを知った。薬事法改正によって、この6月1日(昨日ですね)から薬の買い方が変わると書かれている。読んでみると、販売方法が変わるのだね。

その日記では、日経ビジネス・オンラインの記事が紹介されていた。「この件をまともに報じている記事は、ネットではこれだけだといった趣きで。

薬事法改正で薬の販売方法が変わる/リスクの高い一般用医薬品は薬剤師が応対(日経ビジネス・オンライン 2006年9月27日)

薬事法改正で薬の販売方法が変わる(日経ビジネス・オンライン 2006年9月27日)
(記事の一部)

これ「だけ」かどうかはよく知らないのだけど、確かにネット上では「ネットでの薬品類の販売規制」ばかりが話題になっていた気はする。ぼくのなかにも、まるでそのための薬事法改正みたいなイメージができていたかも。


週末の全面広告、薬剤師会のサイトかどっかにPDFででも出ていないかと思ったのだが、見当たらない。でかいからウチではスキャンもできん。幸いテキスト主体だったので、以下に掲出しておく。


『朝日新聞』2009年5月31日(日) 全面広告(東京12版34ページ)
薬剤師からみなさまへ。

お薬を使う前に、知ってほしいことがあります。


お薬は、病気を治し、身体の正常な働きを促す反面、
リスクである副作用をともなうことがあります。
正しい使い方をすればよい効果が得られますが、
使い方を間違うと病気を悪化させることにもなりかねません。
私たち薬剤師は、お薬を必要とされるすべての方に、
よい面と危険な面を知った上でお使いいただけるよう、
直接、質問や説明、アドバイスなどを行います。
どうぞ、私たちからのメッセージを受けとってください。
みなさまの健やかな暮らしのために、
とても大切なことなのです。



お薬をより安心・安全にご使用いただくために

平成21年6月1日から、薬事法改正により、大衆薬(OTC薬)の買い方が変わります。

1. リスクの程度に応じて、薬が3つに分類されます。

お薬のリスクが高い順に第1類(特にリスクが高いもの)、第2類(リスクが比較的高いもの)、第3類(リスクが比較的低いもの)と分類されます。
お薬のパッケージにもこの分類が表示されますので、ご購入の際にはご注意ください。


2. 店頭では、分類に応じて陳列されます。

第1類のお薬は直接手に取れない場所へ、第2類・第3類のお薬は他の品物と区別できる場所へ、分類に応じて陳列されます。
店頭での陳列方法によって購入者のどなたにも、お薬のリスクの程度がわかりやすくなります。


3. 薬剤師などの専門家から、使用のためのアドバイスや質問をいたします。

第1類のお薬を購入される際には、薬剤師が体調や他の薬の服用などを直接質問し、書面を使って必要な情報を提供します。
第2類のお薬は、薬剤師または登録販売者が質問を通じて、必要な情報の提供に努めます。
第3類のお薬は、薬剤師または登録販売者が適切な対応をします。

詳しくは、お近くの薬剤師にご相談ください。




社団法人日本薬剤師会
http://www.nichiyaku.or.jp
posted by 亀@渋研X at 09:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 全面広告「薬剤師からみなさまへ。」
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