iwatamの個人サーバ:議論のしかた(通常版)
http://iwatam-server.dyndns.org/software/giron/giron/index.html
詳細で適切な話が多いと思う。長大なので詳細には読んでいないけれども、示唆に富んでいるという印象。
ここで採り上げたのは、このなかに「インチキ科学」という項があったため。
http://iwatam-server.dyndns.org/software/giron/giron/x736.html
ニセ科学系の言説に出くわしたときに思うあれこれが、かなり要領よく説明されている。インチキ科学の見分け方、インチキ科学者と議論をするときに相手と同じ誤りを犯しかねない危険性なども述べられている。
iwatam氏は、「インチキ科学」について基本的にこういうスタンス。
正義感が強い人はインチキ科学によく反論します。しかしこれは非常に危 険です。今までに述べた「インチキ科学」の論理がほとんどそのまま「インチ キ科学批判」にも当てはまるからです。(略)インチキ科学者とは議論になりません。なぜなら相手は議論をしようなどとは 思っていないのですから。(略)「議論に加わっている他の人が彼のインチキ意見を信じてしまわないかどうか 心配だ」というなら、あなたが相手にすべきはインチキ科学者ではありません。 それを聞いている他の人を相手にすべきです。インチキ科学者と直接議論して はいけません。なぜなら議論にならないからです。きくまこ氏が「ビリーバーを転向させようとするのは無駄」「ビリーバーを相手にするときは、ビリーバーその人よりもギャラリーを強く意識すべきだ」というようなことを言っておったが、よく似ていてい興味深い。
ビリーバーに本当に親身に、一から平易に考え方を伝えるような方法は、ギャラリーの教育になると考えています。そのときの構え方として「ビリーバーを転向させようとする」ぐらいの気持ちを持ってもいいのではないかと。
実際のところ、ビリーバーが用いる詭弁は、基本的に半信半疑の人も陥りやすい間違いのポイントだったりしますので。
ビリーバーをダシにしようという感じですね。
いや実際のところの私は、目の前の知人がビリーバーだとわかったら「あのな、あんたな」とやってしまうのです。しかも、全然こういう記事が参考になってないやり方で。
戦略的な話し方、できんとまずいなあとは思うのですが。