2007年03月10日

区別がつくと楽しくて、しかもお得

さらに断片的メモ

正論だけじゃダメで楽しくなくちゃ、って話がありますなあ。
科学的(論理的、etc.)かどうかが気になっていなかった人に気にしてもらうには、「楽しくて、しかもお得」が必要なんだろなあ。「お得」なのは「ダマサレにくくなるからお得」なんだけど、どうすれば関心がなかった人(区別がつかなくても平気だった人)にとってもおもしろくなるのか。

ローリング・ストーン誌のお笑い陰謀論みたいな切り口は、連載されていた渋研(掛け合い漫才)にも共通するんだけど、なんというか「読むのがあんまりつらくない形で、それなりの情報に接してもらえる」という感じで、「自然に身につく」までできてたか。
まあ、ケースワークを積むことにはなるんだけどな。

ニセ科学を見つけて通報すると褒められるとか報奨金が出るとかいうのもアリなのか?(気持ち悪いけどなあ) 奄美では生きているハブをつかまえて、役場に持って行くと3千円とか4千円とかもらえる模様。
しかし、見つけて狩ればそれでいいのか? 根絶やしになるまで? ならんよな。でもまあ、そこから始まるのかもだなあ。

ニセ科学を見破るのが「パズルを解くようでおもしろい」という具合になるか? それは「パズルを解くのがおもしろい」という人に対してしか有効じゃないよねえ。そういう人は、もともとかなり引っかかりにくいような気がする。

「ギリギリ科学少女」は、あの歌詞の内容を笑える人にしか有効じゃないのかなあ。笑える人って、そもそもニセ科学の存在を知ってる人だよね。あれがヒットしたりすると、もっと広く有効なのだろうか。
ニセ科学ネタのアニメとか? あさりよしとおさんのHALみたいなネタとか? ううむ。それも「面白く読めて、身に付く」と同じ理屈だよなあ。それぐらいしかないんかなあ。って、それだって実際に作るのは十分に難しいんだけど。

ニセ科学にだまされる人とかオカルトにハマる人って、TVドラマの『トリック』とかも好きだったのかなあ。だとすると、お話仕立てってのは、ある程度は届くのかもしれない。ああいうのはキライだったのだとすると、お話仕立てもダメかもだけど。
(あれ? 『トリック2』はオカルトなエンディングだったんだっけ? 忘れてしまった……)

あ。唐沢なをきとか『魁!クロマティ高校』を笑える人は、ニセ科学に耐性が強そうな気がする。なんだこれはどうしてだ。
ひねったギャグが好きな人ってことか? ロジックのズレを楽しめる人=ロジックのズレを感知できる人、だよな。「ギャグ作家は常識人じゃないと勤まらない」ってやつだな。
ギャグが嫌いな人のことはとりあえず置いておく。
なんかヒントになりそうだが。
あ、ふたりともマイナー?
うーん……。ドラえもんでニセ科学ネタって、どうだ。って、藤子プロにも小学館にも知り合いはいません。

あかん。晩飯の支度しよっと。
posted by 亀@渋研X at 18:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 区別がつくと楽しくて、しかもお得
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック