まず、我が家の問題として。カワバタさんところの質問については、その後で。
うちの子どもたち(12歳と14歳)や家内(48歳)、ぼく(47歳)、父(80歳、入院中)、義母(70歳)がインフルエンザになったと仮定した場合、正直に言うと父以外には使いたくない。タミフルが危険だと思ったとかいうよりも、それなりに体力のある子どもたちやカアチャン、バアチャンの場合、使わない場合のリスクがそんなに高くないみたいだからです。
もっとも、かかる直前のバアチャンの状態とか、ぼくやカアチャンが〆切間近だったりしたら、とか考えると悩ましいんですが。
「タミフルの有効性」。これをうまく測れなくて困りました。両ブログの一連の議論のなかで、ウイルスの繁殖を抑える、2日ほど寝込む時間を短くしてくれる、ってことがわかり、そんぐらいだったら急ぐときでなければ使わなくていいや、って結論を出せたのは今日になってからです。
しかし、わかってなかったことが多い。上記以外に、最も印象的だったのは「タミフルを使おうが使うまいが異常行動が出ることがある」です。
また、むやみに解熱剤を使わない方がいいとは知りつつ、具体的に「41度とか42度までは解熱剤は不要」とは理解してなかった。あと、小児に処方しない解熱剤の種類なんかもわかってなかった。
38度ぐらいになると売薬なんか飲ませてたんだよなあ。子どもが気の毒とか言うよりも、自分の経験から「しんどいのはそれぐらいの発熱から。だからそれより低い熱は、基本的に薬は不要」だと思ってたからなんだけど。
で、以下、カワバタさんところの質問について。
1 タミフル服用と因果関係はあるという推論は妥当か?妥当でないとすればなぜか?1)因果関係はある。「タミフルを服用してもしなくても異常行動が出ることはあるが、服用した場合に異常行動が出る可能性がある程度高くなる」ということなのだろうと理解しました。「頻度が高くなる」ということが「異常行動が何回出るかの頻度」なのか、「異常行動が出る人の率が高まる」という意味なのか、それとももっとほかの意味があるのか、その辺がまだ理解できていませんけれども。
ただし、その因果関係っていうか「タミフルを服用したときに増加する(低下する)危険性」をどれぐらい重視するかという点では、自分の家族のことを考えると、服用していないときと変わらない程度のように思えています。どっちにしても子どもたちの行動は2日ほどかなり注意する必要がある。オヤジたちには付き添ってられないんだけど。
2 何らかの対策は取るべきか? 取るべきとすればどのような対策が妥当か? 対策を取らないとしたら、どのような調査をするべきか? 対策も調査もしないというオプションはあり得ないと思います。なお、現段階は対策を取らないとしたら、このままタミフルが使われ続けるということです。もしくは、10代以外は使われ続けるということです。2)備蓄やなんかの問題とも絡んで、使い過ぎってのはなんとか脱して欲しいですねえ。
ちなみに、子どもたちはインフルエンザが疑われると病院には行かざるを得ません。インフルエンザだと出席停止なんで、陽性かどうかはっきりさせないと担任の先生が困るんで。だから、処方箋薬局やお医者さんは、児童生徒を持つ家庭向けのパンフを常備するといいんじゃないかな。基本的な対処法、解熱剤の用法について、タミフルの効能とリスクなんかを書いてあるもの。
[投稿者が「六@渋研X」になってますが、「亀@渋研X」の誤りです。すいません訂正します。でも、どうやって直せばいいんだか忘れてしまいました。とほほ(2007.4.3)]
笹五郎の日記:タミフルのメリット・デメリットを比較せよ(何日の記事だか不明)
http://sasagoro.arekao.jp/entry-fbf121718290d632acbb0c679a129273.html
書き手は法学部の学生さん。そうは思えない的確さ。びっくり。
ここがトップで出てくることで安心すると、次に出て来るのはこれ。
ウワサの情報:タミフル 対応が遅い厚生労働省
http://tama030602.blog91.fc2.com/blog-entry-104.html
(これも何日の記事だかわからない。うちのブラウザがおかしいのかな?)
ずらずらと並んだリンクをちょこちょこと読むと、「タミフルを飲まなくても異常行動があり得る」という情報は、少しずつであれ浸透しているのかな、と思えます。
タミフル・我が家の場合(2007年3月23日)
http://www.wmstyle.jp/archives/2007/03/23_000201.php
には、薬局でもらった説明の写真がちらっと出ているのですが、そこにもちゃんと出ているようですね。