2007年05月05日

「牛乳神話」神話8■余談:「給食に牛乳」の別の問題



本題とはずれてしまいますが、実は、我が家でも「給食には常に牛乳」は勘弁して欲しいと考えています。年に何度かは給食のメニューを見ながら家族で嘆きあっています。ただし、これは献立との兼ね合いをもう少し考えてほしい、という話です。

給食の、献立としての完成度は、わたしが子どもだった1970年前後に比べると、格段の進化です。米飯のときはそれに即した和風のおかず、洋食風のおかずのときには主食はパン、カレーにはナン(!)などというバリエーションに富んだ、またデザートつきだって珍しくない「ふつう以上にふつうらしい食事」の献立ができています。それなのに、常に牛乳がついているのでは台無しではないかと思えるのです。
悪名高い先割れスプーンも姿を消しました(料理によっては使ったっていいと思うんですけどね)。

こうした進歩は、関係者の方々の努力の成果だと思います。私の子ども時代に始まった、「給食に米飯がないのはどうか」「先割れスプーンはよくないのではないか」「箸を使う機会がないのはどうか」などなどというさまざまな指摘を受けて改善されてきた結果が今の給食の姿です。最近ではアレルギーの除去食を提供してもらえる場合もあると聞いています。

我が家で「常に牛乳」の評判が悪いのは、これは「食文化」や「味覚」の問題として捉えるからです。
めん類の献立にパンがつくなどという「主食がダブル」という献立もあります。こういうときは菓子パン風のものであることが多く、デザートのつもりなのかな? と思わなくもないのですが、それでもそぐわないものを感じます。献立表を見たときには気づかなくても、学校で実際に給食をいただいてみると、このおかずにパンなの? なんていう味付けのときもあります。
そんなときは、栄養士さん、家での食事でも同じような献立するのかしらん、と考えてしまいます。牛乳の件も、私の場合は同じような問題意識です。

ここまでちゃんとした献立になってきていろいろ配慮されてきているのに、画竜点睛を欠くってもんですよ、もう一息! という感じです(^^)



posted by 亀@渋研X at 17:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 学校とか教育とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 「牛乳神話」神話8■余談:「給食に牛乳」の別の問題
この記事へのコメント
はじめまして。
kikulogさまからやってきました。
母親業をやっておりますと、牛乳有害説だの、いろんな情報についつい敏感になってしまいます。
一方では、「牛乳を毎日ちゃんと飲ませないときちんと育ちませんよ」などと病院や保育所で言われたりしますから、混乱しているお母さんたちも多数いらっしゃると思われます。
我が家の場合は小さい頃、アトピーや原因不明蕁麻疹で結構苦労したこともあって、「まあ、他のもので栄養とれるだろうし、いいや」てな感じで、卵、牛乳や乳製品はかなりゆっくり進めました。が、特に発育障害が起こることもなく、4歳の今ではすべて問題なく食べています。
どちらかといえば牛乳より、料理に使うチーズやヨーグルトが好物のようなので、「1日必ず○○cc!」とこだわって摂取させることもまずありません。
一方で、「学校給食の牛乳は体に悪いので、アレルギーはないけどどうやって断ろうか。。。」という話もネット上で見るのですが、そこまで躍起になる根拠は何なんでしょうね。。。と感じてしまいます。

どうして育児には「絶対こうあるべき」という話ばかりが多いのでしょうか??

給食のメニューの話、まったく同感です。
息子の保育所の給食では、メニューに合う日だけ牛乳が出ていて、それ以外の日は、おやつについてることが多いですが、無しの日だってあります。
学校でも、それくらいのフレキシビリティがあればいいのになぁ、と思うわけです。
(ここだけの話、私はごはん+筑前煮+牛乳という組み合わせでも個人的にはいっこうにOKなのですけど、一般的な食文化から言えば???ですよね)
Posted by まいにちかあさん at 2007年05月07日 23:30
「まいにちかあさん」さん、コメントありがとうございます(ひょっとして鶏頭ファン!? あたしは麻雀放浪記[阿佐田哲也にあらず]以来のファンです(^^))。

「これさえあれば」的な一品至上主義も、「これはダメ」も「これを必ず毎日」も、なんだか極端ですよね。
そこまで極端じゃないけど、自然食品信仰もどうかと思っています。
80年代末には仕事で「いま食品が危ない!」的な本などをさしたる疑問も持たずに作っていたのですが、90年代には「そう何でもかんでもってのは極端か?」「気にし過ぎたら、やたらと金をかけないと食えるものがないじゃん(取材先の研究者に〈安くて安心はない〉って指摘されたんです)」「天然由来ならOKって、安直すぎか?」などと思いはじめました(遅すぎ?)。
が、気づけばうちの実家が「らでぃっしゅぼ〜や」依存症みたいな「信者」になりかかり、「あんたの家は小さい子どもがいるのだから、こういうものを使わないと」とムチャクチャ高いハチミツかなんか薦められてのけぞり、なんだかそれがきっかけでケンカしかけたこともありました。いや、親切というか親心(ジジババ心?)で言われてるのはわかるのですが(^^;;

「おかしい」と気づいて誰かが自力で対抗策をとり始めると、それを模倣して食い物にする人たちが現れたり、大資本がそれを取り込んだりして一般化する……という構図があるようにも思います。これが「気づいた人たちに学んだ」ということなのかというと、怪しいなあって思います。70年代育ちなもので(^^;;

80年代初頭ぐらいに食品添加物の存在に気づかされてから現在まで、消費者は不安につけこまれて(さらに不安を増殖させられて)カモにされながら生きて来たみたいなもんかもしれませんね。

食もそうなのですが、育児や教育ってのもまた、カモにされていると感じます。経験者がやたらと多いわけなので、自分の経験を強引に一般化してしまう人が多いのだろうと考えています。その道の職業人でもそうでなくても、ものを食わない人はいないし、子どもや部下や後輩を育てたりした経験がある人だってものすごく多い。もちろん学校や塾や××教室などの教職経験者や、病院・医院・クリニック・施設などの看護療育経験者もやたらといる。正しい情報もあるのですが、その一方に、そういう「経験者」が、ろくな根拠もなくめいめいに強弁しているというような状況があるわけですね。
もちろん、本人は「強引な一般化」などしているつもりはないのだろうし、個人の体験だから間違ってるなんてことも言えないわけですが、相矛盾する話の全部が全部正しいはずもない。

だからといって、こちらにそれほどの信念があるわけでもなく、子どもの将来には責任がある(と思ってしまう)から、つらいですよね。

あああ、長くなってしまいました。またおいでください。とっても刺激になります。
Posted by 亀@渋研X at 2007年05月08日 05:49
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