2007年05月20日

【宮崎哲弥】スピリチュアルブームの落とし穴

YouTubeで発見。

【宮崎哲弥】スピリチュアルブームの落とし穴(1/2)
http://www.youtube.com/watch?v=1-eHb3S7nUI

【宮崎哲弥】スピリチュアルブームの落とし穴(2/2)
http://www.youtube.com/watch?v=cNvKADItQ0Q

紹介文にいわく「朝日放送「ムーブ!」より
テレ朝系列の朝日放送なのにスピリチュアル批判。
宮崎の持論に大谷,橋下が絶賛。」

全部で10分ほどなので荒削りではあるけれども、おおむねまっとうな話だと思った。

「スピリチュアルってなに」「再生とか来世とかを信じている子どもや若者って、少なくなさそうだよ(サンプルには難ありな気が……)」「放送倫理規定では、こういう番組は認められていないはずなんだけどね」なんて話があり、「仏教とどう違う」では伝統的仏教では来世はあっても霊魂はないとか、自殺は否定されているなんて解説があり(宮崎氏は仏教徒なんだそうです)、さらに「なぜ受け入れられているか」「なぜ既存宗教に行かないか」「かつての『霊能者』となにが違う」などについての持論が述べられる。

最後のまとめにいわく「答えではなく『問い』を大切にしよう」。「スピリチュアルブームのいちばんよくないところは、あらかじめ『いいこと』『悪いこと』と対処が決まっていること」「なにがよくて、なにが悪いのか、なにが原因かを考えて自分のなかに確立していくことが、本当に倫理的だったり道徳的だったりすること」「それだけがニヒリズムから逃れる道」といったことが語られる。ここらへんも、おおむね同感。

ボクはテレビをほとんど見ないし、新聞も毎日丹念に見るわけではないので、番組の最初の方で紹介される高校生の自殺の話は知らなかった。番組中の話では、こんな経緯らしい。
〈数日前に見たテレビ番組の内容から、来世があるかないかについて家族で議論になり、「必ず生き返るから待ってろ」てな内容の遺書を残して自殺〉
しかしこれって……ほんと? ホントにそういうまとめでいい事件なの? なんて思いつつ、もしもホントにそうなら、最後の方の、この番組の進行役であるアナウンサーかなんかの「楽しんで見てる分にはいいけど、本気で信じちゃまずい」なんてコメントは、能天気に過ぎるんですけど(倫理規定の話まで出てるんだしさあ)。

どっかで誰かが言ってたけれど、テレビ局も一枚岩なんかではないってことですよね。そのささやかな証明ではあるかもしれない。アリバイづくりやガス抜きだと思われてたら寂し過ぎるけど。
願わくば、こういう声がメディアにもっとたくさん出ることなんだけど、視聴率を摂れるのがどっちなんだとかって議論になると、分が悪いのだろうなあ。

同じ番組で、こんなのも。

【Newsweek】英国人が見る「江原・スピリチュアルワールド」
http://www.youtube.com/watch?v=xmlpcWO5xd0

『NewsWeek』5/16号の記事を紹介し、それに前出の宮崎、大谷,橋下氏がコメントするって、えらい安直なつくり。先の「スピリチュアルブームの落とし穴」よりも前の収録・放映なんだろうな、大谷,橋下氏の「消費されれば飽きるよ」的な発言にびっくり。同一人物の発言とは思えない……。

しかし、この手のものを見つけるたびに、貼ろうかどうしようか身悶えしちゃいますね。


posted by 亀@渋研X at 02:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 【宮崎哲弥】スピリチュアルブームの落とし穴
この記事へのコメント
こんにちは、亀@渋研Xさん。

>〈数日前に見たテレビ番組の内容から、来世があるかないかについて家族で議論になり、「必ず生き返るから待ってろ」てな内容の遺書を残して自殺〉
>しかしこれって……ほんと? ホントにそういうまとめでいい事件なの?

なんていうか、事象の地平線にも少し書いたのだけど、「1つの大事故を解析すると、その前に29の小事故が起こっていて、300のヒヤリ体験がある」なんてハインリッヒの法則というのがある訳ですね。でもって、実のところ「ヒヤリ」から「大事故の可能性」というのは掴めないものなんです。

工場で、歩行路が青線で定められているけど、それだと遠回りなので、ショートカットする癖が工員全体に染みついていたりすると、「稼働中の機械の側を通った経験」は皆にあり、よろけ掛けたり躓き掛けた経験は300くらいあるとしますね。でもって実際よろけたり、躓いたりしたけど、可動部に巻き込まれはしなかった経験が29くらいあって、その上で1人が巻き込まれて腕を1本失ったりするわけです。でもって、基本的には歩行路の遠回りも何とかしないといけないけど、ショートカットの癖も直して貰わなくてはならないのね。でもって安全担当者は、「どこかであった機械巻き込み事故」の話を安全大会でしたりするけど、時にはデフォルメも入るかもしれないし、創作もあるかもしれないのね。大事なのは、「自分が何気なく歩行路をショートカットしている事の危険性」に気が付いて貰うことなのです。

スピチュアルにも似たような面があって、完全に信じ込んで死んじゃう様な話が1件あった時に、ヨタ話で開運グッズを諦められる程度の値段で買う話はたぶん29件は起こっているし、変な宗教の勧誘に遭遇した話は300件くらいあるだろうという事を下敷きに、こういう警告は見て欲しい面がありますね。
Posted by 柘植 at 2007年05月21日 11:04
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