RinRin王国の本日の記事?経由で「普通においしい」(玄倉川の岸辺 2007年04月28日)を読んで、さらに大元の「[雑記]「フツーに」の対義語は「ある意味」である」(桀紂屋 2007-04-20)に逢着。
桀紂屋さんの解釈って「フツーに旨い」=単に「うまい」ってことなのだな。ボクは40代も後半なので、やっぱりというべきかもしれないけど、なんかどの方ともズレた意味合いを思い描いていたのかもしれない。
どんなイメージだったのかというと、「うっまーい!」「おっいし〜い!」などのマスコミ風?な強調語を使うほど「甚だしくおいしい」のじゃなくて、ふだんの生活で使うように「うまい」「おいしい」なのだ、特筆すべきなんかがあるような話じゃなくてさ、だから、そんなにすごく期待はしないでね、というようなことだと思ってたんですけどね。
同じか? んー……よくわからん。誰かは「味覚は測れないから」とか言うのだろうか。
あ、あっちでもこっちでも言われているように
少なくとも料理人を前にした時くらいは、「フツーに旨い」などと言わず、もっと機智に富んだ表現を考えた方が喜ばれるだろう。には同感ですが、こんなことが改めて言われるってことは、料理した人に向かって使っちゃう人もいるってことなんですかね。そういうわけでもないか。
ところで、桀紂屋さんの
このようにこの言葉は、先のような誤解をの可能性を含むだけではなく、表現の精度自体が低い。いわば、一度拡大コピーしたものを縮小したようなものなのである。ってのは、面白い評価だと思う。聞きかじった科学用語を振り回すのも似たようなものかとか思ったり(別に誰のことでもなく。強いて言えばオレ自身のことか)。
フツーにこういう表現を使う者としては、リンク先を読んで、色々分析する人がいるものだなあ(←実は、リンク先での説明の意味が、全然解らないのでした)、と、ある意味感心しました(笑)
「フツーに」は、かなり多義的ですね。「標準的な」という意味と共に、「予想に反して」、という意味でも使われますね。「もっと不味いと思ってたけど、フツーに美味しい」、とか。
「フツーに」の対義語は、「スゲエ」とか、「ヤバイ」だと思ったり。
その辺の感覚からいくと、対義語は確かに「ヤバい」だったりするのかも。善きにつけ悪しきにつけ突出しているニュアンスを示す感じで。
対義語や類語をぎんみすることで、見えてくるというのもおもしろいですね。