2007年11月03日

【種】「誤謬」のパターン

論理学では論理的な誤りについての考察が延々と(2000年ぐらい?)されていて、アリストテレスの昔からその分類も行われている。Wikipediaにそのパターンが列挙されていた。

誤謬 - Wikipedia

誤謬というのが論理学の用語で、形式的誤謬と非形式的誤謬があって、なんてことはこの記事を読んで知った。
例が多数挙げられており、大変におもしろい。「なんじゃそりゃ」という噴飯ものから「それ、どっかで見たぞ」「これはやっちゃいそうだな」「これやられたら見抜けないかも」というものまでいろいろ。

なお、Wikipediaには後述のような関連項目もある(一部、どういうわけか「経済学の用語」で「論理学でも同じ意味で用いられる」なんて説明があって吹き出しちゃうけど。まあ、Wikipediaなので)。

詭弁 - Wikipedia

これも事例が多数でおもしろい。ここに出てくる「合成の誤謬」については経済用語として独立項目もある。

合成の誤謬 - Wikipedia

そいから、上記には出てこない「回帰の誤謬」についての項目。

平均への回帰 - Wikipedia

多分、ほかにも誤謬に関する項目はたくさんあるんだと思う。でも、そんなの探すくらいだったら初歩の論理学の本でも読む方がいいのかも。誰かいい本があったら教えてください。

ニセ科学的言説やそれを擁護する言説、批判する言説はもちろん、ぼくらが読み書き考えることのなかのどこにでも上記のような誤謬が紛れ込む可能性があることは言うまでもない。しかし、ニセ科学がらみではすんごくたくさん含まれている。ような気がする。

論理学を学んでおいでの方々、ニセ科学的言説の事例を上記のパターンで分類・説明してくれないかなあ。

この辺なんて、明らかに(ほんとに吹き出すほど)論理的におかしいのだけど、ぼくの能力でこのおかしさを説明しようとすると長々と書かねばならない。論理学の人なら「ここは『例外の撲滅』で、ここは『偏りのある標本』で、ここは『連言錯誤』ですね」なんていうふうに簡潔に説明できるんではないか。
幻想かしら。


posted by 亀@渋研X at 17:33 | Comment(3) | TrackBack(0) | ニセ科学対策教材の種 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 【種】「誤謬」のパターン
この記事へのコメント
今晩は。

私がよく例として用いるのは、後件肯定の誤謬、ですね。

色んな所で紹介されていますが、野崎昭弘氏の『詭弁論理学』なんか、読んでみたいと思っています。前にkikulogでも紹介されていましたね。

論理学の知識を得る事で、ABO FAN氏なんかの論理展開のおかしさを、パターンを用いて指摘出来るかも知れませんね。

あ、論理学・集合論の基本的知識が書かれた本としては、大村平著 『論理と集合のはなし』が、解りやすくて超オススメです。なんか、いつも言ってますね(笑)
Posted by TAKESAN at 2007年11月03日 18:21
タケサンさん、さっそくのご紹介、感謝です。

>野崎昭弘氏の『詭弁論理学』
ググったら山本弘さんの紹介文がトップに来ました。
http://homepage3.nifty.com/hirorin/bookkiben.htm

とっつきもよさそうですね。この紹介文そのものもおもしろいです(^^;

>大村平著 『論理と集合のはなし』
あれっ、そんなに何度も話題に出てましたっけ。すいません、覚えていませんでした。
こちらもわかりやすそうですね。

今回、論理学というものがあることを久しぶりに思い出して(我ながらひどい話ですが)、初歩の論理学や基本的な統計の読み方なんかを中学・高校あたりで学べるといいのかもなあ、なんて思いました。現代のように「誰もが自分の意見をネットで表明できる」という時代には、だまされないようにというだけでなく、自分が陥りやすいということも含めて考えると、自己防衛として重要なリテラシーのひとつだと思います。
Posted by 亀@渋研X at 2007年11月04日 04:25
今晩は。

あ、私のブログで、よくお名前を紹介する、という事ですね<大村平氏
解りやすいテキスト、というのをテーマにしたエントリーでは、大概出しています……って、今ブログ内検索したら、数件しか出ませんでした。amazonのリンクで紹介しているからかな。
ともあれ、大村氏の本は、ホントにお勧めです。

個人的には、論理・集合、確率・統計的な考えを、中学くらいから養うのが、かなり重要だと思っています。
Posted by TAKESAN at 2007年11月05日 01:19
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