FAQの進捗にやきもきしている方がおいででしたら、ごめんなさい。ボチボチは手を入れています。
まこ氏は対談集刊行のメドが立ったらしいので、渋研単行本化も腐らせないうちに進めねばとか思う。思うだけで叶えばいいのに(爆)
中学校のホームページ改修工事も中途半端。あ、学園ポータルサイト用に中学連合作品展の記事も書きたい。写真は撮ってあるのだ。あ、写真で思いだしたぞ、研究発表会の写真の整理もせねばではないか(こういうことって、情報担当の教員がやってんですよね、ふつう。それでいいのか「学力低下」とかダメ教員とか言ってる方々)。ところで、学校の人手不足とか教員の仕事の増加とかも、思うだけでどうにか解決すればいいのに(あははのは)。
『デザインのひきだし』の次号の準備もはじめなきゃだな。これはふつうに自分でやるしかないな。うひひ。
んで。
全然関係なく、先日から下記が気になっているんですよ。気づいたのは昨年の秋なんだけどね、どうしてこういうのを素直に信じる人がたくさんいるかな。こういう風潮、ほんとに無害でどうでもいいことなんかね。

過去180日間に書かれた、屋久島 木霊を含む日本語のブログ記事
今年って(今年も?)「スピな年」なんだなあ、という増え具合。あ、そうこうするうちに、もう減り始めているけど。
Yahooブログ検索の結果で見ると、それほど流行ってるわけでもないのかもしれんけど、いっぱい見るんだよなあ。
例によって出所は不明なんですが、例によって出所らしいことを書いている人もいます。
屋久島、木霊(コダマ)って本当にいるんだ。(エコ eco しよう!2007/2/24)
によると、
昨年に友人(CM制作会社勤務)から送ってもらった写真。という話。
あの”もののけ姫”の屋久島へ撮影(他のCM撮り)に行った時の1枚
ブログとしては、下記よりも古いものは、まだ見つけていない。
木霊(こだま)ちゃん(湘南より…♪ 2006/06/09)
友人の友人が、今年2月に屋久島に行って撮影したものです
前掲ブログの「昨年=2006年」なので、つじつまは合ってます。
大元に近いのは、上記で紹介されているこの辺なのかなあ。同じ写真はないですが。
屋久島 木霊(こだま)の写真館
これ、加工なんかしなくても、こういう写真になること自体はあり得る。空気中のほこりや水滴って、しばしばこういうふうに映り込む。多分、それなんでしょう、屋久島って湿度高いし。
似たような映り込みを「オーブ」というエネルギー体だと言っているサイトも多々ありまして、
いずれもデジカメは削除、写真に写るのは全て捨てた方が無難。なんて書いている人も。
いたずらするエネルギー体は、形をあらわしたいので、デジカメで写して現れたら削除すると簡単ないわゆる淨霊になる。
待ち受けとかにしている人の立場がないじゃん。
世間には、こんな記事もあります。
心霊写真の撮り方(妖怪見聞録・・・美女からUFOまで 2006/10/29)
あ、木霊とオーブは別物ですか、いびつな形のもあるし、目がついてるし、そうですか、そうですね(^^)
誰かカメラマンでちゃんと説明できる人、募集〜
まあ、巨木の森は、独特の雰囲気がありますから、そこに神秘性を感じるのも分かります。
ちなみに私は最近までヤブ山登山を趣味としていました。その楽しみの一つに、他の登山客や地元の人も知らない巨木に突然出会える事でした。そばでじっと眺めていると、その巨木の今までの歴史について思いを巡らせて、時間を忘れます。
わざわざコラージュしなくても、その神秘性は十分伝わると思います。ただ、カメラのセンスは問われますけどね。
>もののけ姫
私は以前、登山の途中でまったり休憩していたら、近くの小さな崖の下からなにやら「ぎゃーぎゃー」騒ぐ声が。下を覗いて見たら、野生の猿を発見。どうやらエサを求めるために、群れで新たな餌場に移動中のようでした。あんなに近くで、しかも複数の野生の猿を見たのは初めてで、ドキドキしました。その騒がしい様子は、神秘性を感じるどころではありませんでした。なま「けもの」は、結構シビアです。まあ一応「もののけ」のお話という事で(^^。
ぼくも森なんかにたまに入ると、たいして深い森ではなくても(それこそ、近所の国際基督教大学のキャンパスの実験林とか茶室みたいなあたりとかでも)、しんと静まり返っていたり、しっとりとした湿度を感じたりして、非日常とも清浄な場所とも思います。が、だからといって一足飛びに超自然なものがどうのこうの、とは考えません。そうじゃなくて「自然てすげえなあ」というような。どでかい大木を見たときみたいなもんですね。あるいは町中でコンクリを割って伸びてくるタンポポとか。
あ、タンポポといえば、草取りのときに、その根の深さには苦しむと同時に感嘆しちゃいます。物陰から光に向かって茎や葉を伸ばしているようすとかも、「すげえなあ」ですね。
もうツルがむちゃくちゃにからまってて、簡単には抜けないようなよくわからん雑草とか。
身近に自然のすごさって、いっぱいあるんだがなあ。
木霊(あるいはオーブ、たまゆら)は、おそらくそれなりの数の写真を撮っている人なら「あ、なんか写り込んじゃった」で済んじゃっている現象なんです。なかにはコラージュもあるのかもしれないけど、そんなことしなくても、けっこうな割合で出くわすんですよね。チンケなカメラを使ってないプロは、そうでもないのかな。
で、多分、知らないと、そして、神秘的な場所なんかで初めて出くわすと、びっくりしちゃうのかな、っていう気はします。
さっき、観点を変えて「オーブ」でググったら(また逃避ばっかりしてるっ! 汗)、原理を説明しているサイトがかなりたくさんありました。実験している人もかなりいるんですが、たいがいが家の中の、神秘でもなんでもないところで実験してるんで笑っちゃいますけど。
大筋は、レンズの近く(ピントの合いにくい場所)やレンズ表面の雨・霧・ホコリが、ハレーションかストロボによって写った物で、形は絞りの形状に由来する。口径の小さいレンズで、ストロボがレンズに近い位置にある、手入れの悪いカメラ(レンズ表面やカメラ内部のホコリが多い)で撮るとデジカメでも銀塩カメラでも写りやすい、もちろん小雨や霧が出ていたり、ホコリが多ければなおいい、ってところです。
心霊写真03
http://www98.sakura.ne.jp/~nightmare/_cont/_g_photo/_g_photo03/g_photo03.htm
ここ↑は、レンズのこと(焦点距離)と、ストロボとレンズの位置関係について詳しく図解されています。
ほかにも、たーくさんの人が(心霊を信じている人もいない人も)「オーブの写真はあちゃらか」だとしています。
オーブ写真 考(ヒトシの整体波動宇宙日記 2007/06/01)http://sptenchan.blog23.fc2.com/blog-entry-947.html
オーブの3D撮影にトライ(ラフのQ 2007年5月20日)
http://rachmaninoffcool.cocolog-nifty.com/miscq/2007/05/post_0d1a.html
オーブについて(ELEMENTAL WORKS 2006/8/11)
http://happy.ap.teacup.com/elemental/8.html
オーブ写真を撮ろう!
http://www010.upp.so-net.ne.jp/mastersmind/Orbphotos.html
オーブ降臨
http://jyoshun.hp.infoseek.co.jp/c20.html
もちろん、、下記のように、なんだかわからないが、写っているんだから何かのエネルギーなんだろうとしている人もいます。
怪しい話−358「オーブ」
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/itimuan/maru/old4/aya358.html
ここ↑では新しい情報として「近赤外(線)領域」ってのが出てきます。
wikipedia「赤外線」によると
>およそ0.7〜2.5μmの可視光(赤)にほど近い電磁波。可視光線に近い性質を持つため、「見えないが、可視光線に似た性質の光」
……だそうです。
そういうことも、なんか関係あるのかもしれませんね。また、まだ完全な説明はない、ってことなのかも。
もちろん、「こういうふうな条件が揃えば同様の者がかなりの確率で写る」っていうことが「すべてのオーブやたまゆら、木霊の写真は上記の現象だ」ということを意味するわけではないですが、ほとんどのケースが説明できてしまうのではないでしょうか。
たまゆら写真館
http://www.wao.or.jp/maruyo68/open.htm
超自然的ななにかだと断定はしていませんが、そうであることを期待している感じがビシバシと。
嘘かもしれないけど・・・(いるか日記 2008-01-13)
http://blog.goo.ne.jp/natuiruka107/e/93ac8a2ae64b006213e782d1164e8026
>木霊が全部前面にみえます、木の後ろから部分的に見えたりしてません
すばらしい観察力。確かに、無数に写っているような写真でも、はっきりとなにかの背後にいることがわかる写真は……なさそうですね(^^) 上記の原理だと、メインの被写体よりも後ろにならないのは、当然なのかな?
実際に撮影してみました
http://suzukiq.blog.ocn.ne.jp/index/2008/02/post_dee1.html
まあまあ似たものが撮れたので
今回の写真は微小な水滴が原因ということで
良さそうな感じですね
(屋久島のレンズはもっと濡れていたようですが
私はあまりカメラを濡らしたくなかった)
それにしても
「神の手」にしても今回にしても
無条件で広めてしまう人には
無力感を感じてしまいますね
しかも、ちゃんと目まで写りましたねえ!
みんなあ、鈴柩さんち、必見だよお!
雨の写真(霊ではない)(日々の戯れ 2008/02/12)
http://suzukiq.blog.ocn.ne.jp/index/2008/02/post_dee1.html
あとで、新エントリにまとめさせてもらいますね!(あとでって、いつだろう・汗)
かわいい写真ですね。六角形の輪郭がポイントですね。
私は以前、登山の途中で良く写真を取っていました。オーブに見える写真も取りましたが、事前に正体を知っていましたので、吟味することなく即、削除していました。ネタになるのなら、破棄せずに取っておくべきでしたね^^;。
明治の時代、あふれる迷信を訂正しまくっていた学者さんに対して、柳田國男さんが、
「いや分かるけど、それでも昔の素朴な伝説までは、全否定しなくても良いじゃない?」
と疑義を申し立てたそうです。
実際には訂正者も、素朴な迷信まで全否定などはしていなかったらしいのですが、柳田さんとしては民俗学を軽んじているように見えたのでしょう。
私は迷信自体にはさほど興味は無いのですが、昔の人の生活を知るにつれて、
「ううむ、昔はこういう考え方をしていたのか。迷信にも、それなりの存在理由があったのね。」
という感じです。
不思議なことをただ面白がるだけでなく、その奥底に隠れたものを見ようとすることが大切です。
ただなんとなく受け入れるだけでは、その時は思考の節約になっても、後でこう後悔することになります。
「もう他の人に伝えてしまったよorz。いまさら訂正するのは恥ずかしいよ!」
この時、素直に謝って、「実はあの話は作り話でした。私は鵜呑みにしていました。ごめんあそばせ、おほほ♪」
と言えると、その人の今後も明るいものとなります。
意固地になって、「いいや嘘では無い。これは本当だ。」となると引っ込みがつかなくなり、桂浜に行って楼閣作りをしなければならなくなります。
不思議を不思議と思って遊べるようになるには、それなりに知識を蓄える努力をする必要があります。
面倒がらずに、その「いわれ」を調べたいものですね。
ただ、私自身はこう言っているのが一番楽です(^^。「昨日、山でオーパーツを拾いました。見た目は索道のエンドレスギアにそっくりでした。」
そうですね、へっついの神様にも「いる」と考えられた理由も意義もあるわけで。
頑なにはなりたくないです。が、ほとんどあり得ないものに、さしたる理由もなく「ないとは言い切れないんだからぐずぐず」といい募って人を惑わすような人に出会ったときには、「それは『ない』のと同義だ」と言い切れる判断力と侠気もなくしたくないです。
そういえば、誰もオーパーツだと言わないようなのですが、青森県の三内丸山遺跡(縄文時代)から出土しているヒスイ製の大珠だって、どうやって作った(穴をあけた)のか、ちゃんとはわかってなかったと思います。って、その程度じゃダメか(^^ゞ
たまたま口コミ系のサイトで出くわしましたが、サイト内検索をすると、すっごくたくさん出てきます。
オーブ(ハレーション)現象(価格.com)
http://bbs.kakaku.com/bbs/00500211057/SortID=5969322/
で、これもたまた知ったのですが、カメラメーカーなども解説ページを設けているようです。ぼくが知ったのはFUJIFILMで、オーブとは読んでいませんでしたが。対策も出ています。
デジタルカメラでまれに発生する現象:フラッシュ撮影で丸い白っぽいものが写った(FUJIFILM | サポート&ダウンロード | デジタルカメラ)
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/others/case/index.html