今すぐ自分がなにができるかはともかく、原典およびプロジェクトをご紹介しつつ、賛意と応援の表明。
Science For All American勝手に翻訳プロジェクト、協力者募集のお願い(幻影随想)
アメリカが1980年代から推進中の科学教育改革プログラム"Project2061"において提出された報告書です。詳細はリンク先をお読みいただきたいが、この報告書を、よってたかって翻訳しようというプロジェクト。
内容は、アメリカ人が身につけるべき科学の基本的教養の定義と、どうやってそこにたどり着くかという具体的な教育計画のマイルストーンをまとめ上げたものです。
(略)
この本はタイトル通りアメリカ人に対して書かれたものではありますが、科学に対する考え方、理科教育に対する意見など、非常に良い内容で日本人が読んでも十分過ぎるほど為になります。
特に理系の教育者であれば、一度は目を通しておくべき内容だと私は考えます。
まずは果敢な挑戦に着手されたことにエールを送りたい。気持ちは「わー、ぱちぱちぱち。ぴゅーぴゅー」なのだ。
プロジェクト用のブログも始まっている。
Science For All Americans翻訳プロジェクト
プロジェクトへの参加を考える際には、まず下記を参照のこと。
Science For All Americans翻訳プロジェクト: はじめにお読みください
翻訳者だけでなく、校正者として、誤字脱字の修正やわかりやすい文への修正をしてくれる人も募集されている。
1ブロックが100語ぐらいと短いので、翻訳にしても日本語の修正にしても、参加しやすそう。
Oxfordとのやりとりだとか、文部科学省+三菱総研・日米理数教育比較研究会のプロジェクトとの関係だとか、日本と西欧のバックグラウンドの違いとか、いろいろハードルはあるかもしれないが、それもこれも含めて、応援できる方はぜひ手を差し伸べていただきたい。
一緒にしたら両方から怒られそうな気がするが、昨年暮れに更新を停止した「Netscpae UFAQ」だって個人によるローカライズだったが、1998年から10年間にわたって多くのNetscapeユーザーの支えとなった。ぼくは細々とだけど、MAC FAQの訳文の修正とか掲示板でのMacユーザー対応とかで応援していたのだ。
今度も、なんかできる範囲でちょびっとでも応援したいと思う。