#08/03/13 11:00a.m.追記:コメントでいただいた指摘を受けて、
#「水伝的ヘビメタとはナニか」から改題。
#ついでに文中の「ヘビメタ」「ヘヴィメタル」の用法を修正。
「ヘビメタ」って、一体何を聴かせたんだ?(『digital ひえたろう』 編集長の日記★雑記★備忘録 2008年3月13日)
しかしまあ、正直、あのくらいの人たちは「ヘビメタ」という言葉でパンクとかそのへんの音楽も全部ひっくるめちゃってるんだろうな。
すいません、ある種「あのくらいの人たち」なわたしです。
そうに違いないと思います。例示されているエアロやガンズなんか、もう当然で。ニルヴァーナは聴いたことないからわかんないですが(汗
ていうか、どうして「ヘビメタ」なんだろう。パンクはもう終わってたのかな。
あ、そうか。このhietaroさんのエントリは、FSMさんのあのエントリと呼応しているのか!
何者?(ほたるいかの書きつけ 2008-03-09)
さすがに広義のロックになると漏れるもの(CSN&Yとかベイシティ・ローラーズとか)が出てくるのでしょうけれども、90年代企業ロック(エイジアとかかな?)まで含めて、ほとんど気にしてないというか、みんな同義なつもりじゃないかと、ボクもかねがね疑っていました。
ていうか、ぼく自身、80年代半ばには新譜を追わなくなってしまったもので、ヘヴィメタルってサバスやゼップも入っちゃってます。ていうか、あの辺から出て来た言葉ですよね?(違うかな?)ブルー・オイスター・カルトあたりが先でしたっけ? 大貫憲章か渋谷陽一を呼ぶべきか?
そういう話じゃないような気もしつつ(汗
で、気づきましたが、あそこの関係者で誰かがそんな音源を持っていたんだろうか。それとも、わざわざ買って来たのだろうか。買って来たんだったら、どっかに「なにを買った」とか書いてありそうな。そんな記述を読んだ記憶はないけれども。
No.4560さんとかFSMさんあたりに聞くとわかるかしら。
ところで、クラシックの方は、演奏者や指揮者はどうでもいいんでしょうかね、彼らは。どうでもいいんでしょうね、きっと。
もしもそうなら、「実験」に使った「ヘビメタ」も、ビリーバーさんの子弟の高校生学園祭バンドによるカバー曲だったりする可能性は……どうでしょうね。
タグ:水からの伝言
って云うか(hietaroさんのところにも書きましたが)「ヘビメタ」って用語は蔑称なんですよ。それもあんまりロックとか聴いてないひとの口にしかのぼらない種類の(ぼくもヘヴィメタルは苦手なんですが、好きなひともいるのを知っているので「ヘビメタ」と云う用語は使いません)。なので、この言葉を使った瞬間に、そのひとのバイアスの存在そのものが明るみに出てしまう、と云うか、なんかそんな部分があると思います。
そうか、そういわれてみると、どっか揶揄な雰囲気があったかなあ、「オールドウェイブ」ともども。ぼくのなかでもメジャーな語彙ではないんですよね。しかし、蔑称かあ。それはすさまじいなあ。
あ、wikipediaにも「当時のヘヴィメタルファンにはヘビメタは差別用語とみなされてしまっている」なんて書かれている(「日本におけるヘヴィメタル;1980年代」の項末尾)。
くわばらくわばら。カギカッコものの語彙なわけですね、気をつけます。
ということは、まさに「水伝」と同じ位置関係の言葉ではないか。ううむ。
やっぱり人によって想起する例は異なりますね。
>イングヴェイになると、バロックに繋がりますよね。
昔から一部のロックにはクラシックと結びついていくような流れがありますよね。HR/HM系ではバロックの影響、プログレだとロマン派的な交響曲やら印象派的な楽曲やらが多いかな。もちろん現代音楽とも相互に影響を与え合ってきているでしょうね。
てなわけで、本文の表記を修正しました。
それから、「もしも彼らが実験のためにCDを買いにいくならどこだろう」と考えて、HMVと新星堂、TSUTAYAのサイトを見てみました。
HMVには「ヘヴィーメタル」と「ハード・ロック/ヘヴィ・メタル」というカテゴリが並立しているようです。新星堂は「ハードロック・ヘヴィメタル」、TSUTAYAは「ハードロック/メタル」というカテゴリですね。
要はどこも「ヘビメタ」という表記はされていませんし、しかもハードロック(またはハード・ロック)と区別が曖昧ですね。
なんの手がかりにもなりませんでしたが、もしもどっからかロック系の音源を購入して、それを十把一絡げに「ヘビメタ」と呼んでいるのだとすると、典型的な「批判する対象について調べない」俗流○○批判の亜流というか一症例とも言えるかもしれません(^^;;
>買って来たんだったら、どっかに「なにを買った」とか書いてありそうな。
僕もそういう記述を読んだ記憶はないです。むしろ意図的に明言していないように思っています。
>ところで、クラシックの方は、演奏者や指揮者はどうでもいいんでしょうかね、彼らは。どうでもいいんでしょうね、きっと。
そういや江本氏はCDやDVD付きの書籍も出してたなぁ、と思って調べてみたんですが、収録されている曲の演奏者として
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ライナー・キュッヒル
ザヴィエル・デ・メストレ
の名前が出てきます。
……クラシックも誘われないかぎりは聴かないので、僕には名前では判断できませんが。orz
ただ、江本氏はクラシック好きだそうなので、クラシックだけは手持ちの音源を聞かせ、その他はそれこそ大型音楽ショップでまとめて、という流れなのかも。
演奏者や指揮者については結構重要かもなぁ。
彼らの理屈?だと、ウィーン・フィルの演奏と学園祭の演奏を「同じ」とも「違う」とも言えそうですけど、評価軸が「結晶の形」だけなので、どちらを言っても(一部の水伝好きな人たちからも)不満が出そうです。
> 典型的な「批判する対象について調べない」俗流○○批判の亜流というか
> 一症例とも言えるかもしれません(^^;;
これが正解なのでしょうね。
ここでの「ヘビメタ」の扱われ方は、もしかするともっと原始的な、お年寄りが自分に理解できないものを「ピカソみたいな」と形容するようなレベルなのかもしれません(笑)
亀ですいません。
No.4560さん、調べていただいちゃってすいません。ありがとうございます。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、俗にいう「ウィーン・フィル」ですよね。似たような名前のオケが多いので、ついググりましたが、あの超有名オケのことで間違いないようです。
ライナー・キュッヒルは現役のコンマスのようです。往年のカラヤンみたいなスターじゃないけど、ウィーンフィルのコンマスなんだから、雲の上の人なことには違いない(^^;;
うーん、「現代最高峰」っていうわけじゃないけど、それなりにちゃんと立派な人……って感じなのかな。なんか微妙だなあ(^^;;
>彼らの理屈?だと、ウィーン・フィルの演奏と学園祭の演奏を「同じ」とも「違う」とも言えそう
まあ、つまりそういうことなんでしょうねえ。「なにも言ってないのと同じ」というか。
>「ピカソみたいな」
いやあ、あそこには、もっとこうアンビバレントな、「みんな褒めるが、わしにはわからん。ていうか、ふつうわからんだろ、なぜ褒める、やめろ」みたいな気持ちが……。
「ヘビメタ」に対しても、そういうのがあるのかな……。
もっとも、よくある
「若者だけが好む、新しいものはキライ→無価値、反社会的」
「わしらが好むものを若者が好むのは、好ましい→道徳的、倫理的。芸術的」
に加えて、
「物知り顔な知識人・文化人が褒めそやす、ワケのわからないものはキライ→退廃的、エリート趣味」
「よく売れているものはキライ→通俗的、非芸術的、非人間的」
みたいなバイアスというか変換機能が備わってる人は、多分少なくなくて、最後のなんかは自分の中のルサンチマンが(ニューアカ/ポストモダン?(^^;;)。
ちなみに、わたしには、長女(中3)が愛好するJ-POPの大半が、みんな同じに聞こえる……どころか、そういえば80年代前半には、もうその域に達していました(爆)
悪魔だし、凶悪犯罪者だし、ライブハウスやイベント会場は燃やすし、額に「殺」の文字入ってるし。
さぞやおぞましい結晶ができることかと。
そいえば聖飢魔Uはメタルファンからは否定されることも多いので、メタルではないとすると、どういう結晶ができるんでしょう?
とかいうシンパシーの示し方は、きっとメタル的ではないんですよね。
普段のクラウザーさんは、けっこう田舎のことを大事に思っているし、実家の牛のこともかわいがってますけどね。
いかなメタルモンスターでも、故郷は大切です。