多分、20日から店頭に出ています。うちにも先日届きました。今回のPSI九段下ニセ科学研究所は「脳トレ」とか「ゲーム脳」とか、そういう話です。
で、編集後記を見てビックリしたんですが、次(5月20日発売)から月刊化なのね!?
あー、需要があるのはよいことです。おめでとう。ありがとう。ぼくらの記事が売り上げに貢献しているのかどうかは、まったくわかりませんが。
しかしあれですね、どうして売れるんだろうね、この本。もちろん、買っていただけるのは、うれしいんです。ありがたいんです。でも、そんなに数が出るとは正直思ってなくて、うれしくびっくり、なのですよ。
現代の『暮しの手帖』なのだろうか(あ、『暮しの手帖』誌はちゃんと続いていますよ?)。「情報の海で溺れかけている消費者が、羅針盤を必要としている」とかいう話だと美しいとは思うのですが。メディア不信をメディアで解決している……んじゃないかしら。うーむ。
月刊化記念とか言って、連載に編集長にも登場してもらって「家電批評とニセ科学」とか語りあうのはどうかしら。いや、今号にだって、どっかのページで「脳が活性化」とか書かれている商品があったしさ(^^;;
いやまあ、メディアの問題とか言っていられないのは確かなのだ。自分のスキルを磨くしかない。ネットがあるから大丈夫かっていうと、そこまで暢気にもしてられない。
たとえばこの↓はてブひとつを見ても、ネットにはゴミが多いのは認めざるを得ません。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/20/news002.html
痛いニュースのコメントとか、2ちゃんなんかを見ていてもそうだね。
自分のフィルターの目詰まりやザル化を気にしてメンテナンスをするのは、そんなに難しくはないと思う。でも、それをするコストは割に合わないと思われているか、重要ではないと思われている、ということなのだろう。
まあ、ニセ科学商品とか見え見えの詐欺に遭う人とかが常にそれなりにいるということは、総体としては豊かで安全な社会にみんなが生きているということなのだよね。
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