2005年11月11日

ガンダム世代ではないのだけど

Livedoorニュース「君はニュータイプになれるか/ガンダム展、“フラナガン研究所”が科学的検証」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1483804/detail?rd
東京都台東区の上野の森美術館で開かれている機動戦士ガンダムの企画展「GUNDAM─来たるべき未来のために」(中略)では、人が歩く方向を、他人が言葉や身振りを使わず“意思の力”で伝達する実験を公開している。実験は、歩く人の両耳の後ろと、意思を送る人の目の回りに電極を取り付け、送り手の眼球の動きを電気信号にして歩く人に伝えるというもの。例えば、右に動いて欲しい時には、歩く人の電極の右側から左側に電流が流れるように設定する。電流の流れとは逆方向に体が傾くという人間の習性を「歩行誘導」に応用した。実験には来場者も参加できる。
こういう着眼って好きです。「意思の力による伝達」という架空の超能力をモチーフにして、五感を拡張するような方法で擬似的に再現できないかっていうことだと思う。遊び心、楽しむ心というか、「面白がる力」が先に進む原動力になるのってすごいと思うし。
だけど、困った。今回「フラナガン研究所」を名乗っているのは、アーティストの八谷和彦氏と、NTTコミュニケーション科学基礎研究所だというのだが、研究所の人の談話と八谷氏の談話の落差がでかすぎる。研究所の
前田さんは「音声や映像だけではない五感をフルに使ったコミュニケーションの可能性を探っている。(中略)」
っていう、すごくまっとうなスタンスなんだけど、
八谷さんは、研究について「ニュータイプの分かり合う能力とは、どういうものか追究している。人間はニュータイプ的な資質を持っていると思う」と語った。
って、あんた、完全に「と」の方向ですよ、それじゃ。
いや、記者のまとめ方が悪い可能性はあるのだけど、まるで、この実験が超能力開発かなんかみたいじゃないですか。全然違うぞ。

おそらく真意は、「人間にはまだまだ未知の可能性があると思う。とくに感覚については、これまでにはわかっていないようなセンシティブさなんかもあるんじゃないか」という程度のことなんだろうけど、こんな発言として紹介されてしまうと、なんというか、全然わかっていない人みたいに見えちゃう。

八谷氏がアッパラパーなのか、それとも記者がアッパラパーなのか。どっちにしても困ったもんだ。


posted by 亀@渋研X at 09:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 渋研X的日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - ガンダム世代ではないのだけど
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。