放送内容が番組のWebページから確認できますが、2008年 4月20日(日) 第22話「【1】話しかければおいしくなる水学」として紹介されています。江本氏本人が「結晶の専門家の方に実験して頂きました」と紹介されています。
TAKESANさんの記事フジで水伝(Interdisciplinary 2008年4月20日)で知ったのですが、kikulogのコメント欄でも話題にされています。
がっくり来つつ、番組のページから、下記の意見を送っておきました。
「話しかければおいしくなる水学」は典型的なニセ科学
4/20放映の「話しかければおいしくなる水学」で採り上げられた実験は、代表的なニセ科学として批判されているものです。ことばが水になんらかの影響を与えるというような現象は確認されていません。すでに岩波書店『世界』2005年7月号、朝日新聞社『AERA』2005年12月5日号、日本化学会『化学と工業』2006年9月号、左巻健男『水はなんにも知らないよ』等でも採り上げられている有名な事例です。また「水からの伝言」でネット検索していただくと、問題点を指摘した記事が豊富に見つかります。
このような状況下であるにも関わらず、このような形で番組で紹介されてしまったことを大変残念に思います。以降の番組で、ぜひ訂正の放映をお願いいたします。
あのような話を真に受けること自体が信じがたいですが、ろくにリサーチもしていないのか、それともリサーチをした上で制作したのか……理解に苦しみます。
あ、そうか。そこを聞くべきだったなあ……。
これから突っ込みを入れる方、返事がもらえるのかどうかはわかりませんが、リサーチの有無などを質問してみていただけませんか?
…ただ、番組に対する(ニセ科学関連の)意見メールって返事をいただいたことがないです。
僕が文章下手だから?(泣)
リサーチの件、ご協力に感謝です。
ぼくもメールやWebからの問い合わせで、番組等のメディアから返事をもらったことはないです。例外は「雑誌などの媒体で記事にするから」という理由を付けて問い合わせをしたときですね。
一般のメーカーやショップなどでは、だいたいユーザーであってもなくても返事が来ることを考えると、メディアってなんなんだろうと思います。
ぼくが手がけた記事や書籍なんかだと、雑誌の編集部がちゃんと質問を回してくれて、回答するんですけどねえ……。ぼくの場合は数が少ないからできると言えば、その通りなんだけど。
「なぜ返事が来ないのでしょう」という素朴な疑問を、「あっぱれ!!さんま新教授」の「世の中の知りたいこと」として応募してみるというのはどうでしょう。
https://wwws.fujitv.co.jp/safe/shin-appare/mailform.html
あるいは「オカルトやスピリチュアル、ニセ科学などが身近で話題です。なぜ、明らかにおかしな話、根拠に乏しい話にはまっちゃう人、飛びついちゃう人が後を絶たないのでしょう」あるいは「ニセ科学とかって、そもそもなんなんでしょう。グレーゾーンってなに?」とか(爆)
しかし、いまだにTVでこんな事を言う芸能人が居たとはorz。「倖田來未舌禍事件」騒動は、もうお忘れに成られたのかしら。
鍾乳洞の水ではキレイな結晶ができますた、と有りますな。そして水道水の方では、結晶は出来なかったと。ほう。
ちなみに私はダム関係の、地下管理水道を幾度か歩いたことが有ります。その少ない経験でも、「ああ常日頃から、メンテナンスしていないと、これは大変だ」と思いました。長いこと歩いて疲労困憊に成りました。長谷川さんには是非、現場を見学して欲しいです。(安全な水道は、現場で保守されているんだ!)
てゆうか、この私でも、水伝の話を初めて聞いた時、その可笑しさには、すぐに気が付いたのに。大丈夫か、フジテレビ(- -;。
亀@渋研Xさん
>グレーゾーンってなに?」とか(爆)
おそらく、その番組の印象だと、こんな反応に成るかと(^^。「えっ?何それ?あの食べられる、帰化植物のこと?」
ううむ、本気で言い出しかねませんね。丸きりデタラメのあの水伝を、本気で放送したのなら。
ちなみに、その野菜が日本に帰化したのは明治時代で、あのギリシャでは古来より「知恵を得る野菜」と言われていたそうです。
>「倖田來未舌禍事件」騒動は、もうお忘れに成られたのかしら。
いや、あれとこれが結びついていると考えているのは、われわれのようなマニアックな人と、あの週刊誌記事を読んだ人ぐらいかと(^^;;
水道水とのからみについては、apjさんもエントリを上げましたね。
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=8893
最後のはクレソンのことかな?
キャロル・キングも歌ってませんでしたっけ?(^^)