●これ本当!?携帯電話を鳴らすとポップコーンが出来る…世界中で実験中(動画)
(らばQ 2008年06月08日)
http://labaq.com/archives/51035475.html
●携帯電話は危険!?電話を鳴らすだけでトウモロコシがポップコーンに!
(Livedoorニュース 2008年06月08日)
http://news.livedoor.com/article/detail/3674778/
「うそんこ」の可能性が高いと思いますです。まあ、正味のところが確実にわかったわけではないけど。以下、ちょっとだけググッた結果。
YouTubeには「ほんとうか?」とか「FAKE」なんていう動画も上げられていて(しかも、数日前に)下記のブログで「検証ビデオ」として紹介されています。
■携帯電話でポップコーンを作る方法
(小太郎ぶろぐ 2008年06月09日)
http://www.kotaro269.com/archives/50658498.html
cell phone popcorn myth busted
http://jp.youtube.com/watch?v=ss6DgEm-IQs
Cell Phone & Popcorn Is FAKE (by pandora808)
http://jp.youtube.com/watch?v=rBRoqs7e7-4
ぼくは逆の順番で見つけました。爆発ビデオの関連ビデオで「FAKE」を見つけて、その関連ビデオで「myth busted」を見たっていう順番。
上記のエントリのコメント欄ではWikipediaの説明も引用されています。
●ポップコーンただし、Wikipediaの現在の版では、上記の記述は削除されています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2008年6月9日 (月) 02:53; 222.13.81.252 (会話) による版
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ポップコーン&oldid=20134389
また、振動を極力抑えて加熱することで、爆ぜる直前の状態で短時間留めることができ、その後、小さな衝撃や振動を加えることで、爆ぜさせることができる。携帯電話数台の傍にトウモロコシを置き、それらの携帯電話に着信させることでポップコーンができる様子が動画サイトにアップロードされ、世界中で話題になったことは記憶に新しいが、これもこの現象(バイブレーターの振動)を利用したジョークである。
前記ブログのコメント時にはまだ削除されてなかったんですね。
こちら↓でも同様の解説が。
■携帯電話でポップコーンを作る(HiroIro.com 2008年06月07日)
http://www.hiroiro.com/entry/3297.html
もうちょっと調べると、「ポップコーンを爆ぜる寸前の状態に留める方法」を見つけられるかな、という気もします。
この辺の本に、出てるかなあ?
相場 博明、藤田 ひおこ『ポップコーンの科学―ふくらむなぞに挑戦』
(やさしい科学)さ・え・ら書房 (1992/03)
http://www.amazon.co.jp/dp/4378038633/
同書を参考文献に挙げているサイトがありましたが、そこにもこういう話は出ていない。残念(音楽が鳴ります。しかも止められません。それも残念)。
■ポップコーンへの探検・熱ってなんだ?
http://www.asahi-net.or.jp/~xg4h-iszk/popukonn/popu0.htm
イラストではフライパンを揺すっているように表現はされていますが、「揺らすことが必須」とは書かれていません。
下記のブログ記事には、フライパンを振るのを忘れていたら、焦げてるのがいっぱいできちゃったという話が出てきます。
■パンツとバッグと、それから(yula* yula* 2007-11-11)
http://yulayula.exblog.jp/6546333/
また、下記のサイトには「電子レンジでは、あんまりうまくできなかった体験」や、その後、一所懸命フライパンを振って作った話が書かれています。
■【世帯主K】第8話:ポップコーン
http://www.tky.3web.ne.jp/~norinori/setai/stories/s_008.html
もっとも「レンジでチン」でできちゃうポップコーンというものも存在するらしいんですけどね(^^;;
ちなみに、ポップコーンについて検索すると、「映画を見る話」がたくさんヒットします。なかでも「ふんぎゃ(><)」となったのが、これでした。
■マジックポップコーン
http://www.warnermycal.com/event/magichour/
「揺らさずにじっくりと熱すると、爆ぜる直前の状態に留めることができて、振動を与えると、一気に爆ぜる」という話(なんか過冷却水みたい)、裏が取れたらまたアップします。
【6/10 9:35追記】
TAKESANさんち「水蒸気爆発」で知りました。
●携帯電話の電磁波でポップコーンができるかどうか徹底検証してみた
(GIGAZINE 2008年06月09日 19時11分00秒)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080609_popcorn/
GIGAZINE、すばやい! Good Job!(笑)
気分としては「寝ている間に小人さんがやっといてくれた」感じ(笑)
おまけ。
iPhoneやNokiaを使った「Popcorn Magic」ってのがあります。
こんなの↓を再生しながら、指でいじってるようなふりをするだけでした(爆)
iMunchies - iPhone Magic Trick - Instant Popcorn
6/13 24時頃追記
タネ動画は流出ものだったようで削除されていました(汗
で、下記で3ドルぐらいで売られています。ポップコーン以外にも魚とかビールとか、いろいろあります(^^)
http://www.hottrix.com/software/index.shtml
追記ここまで。
タグ:メディア
自分の所にも書いたのですが、あれって多分、「電波で作った」とは、投稿者は言って無いですよね。
なんか、手品師のビデオを観て、「超能力か!」と言っているみたいな。やってる側が超能力と言っていなくても。
最初の動画群では言ってないみたいですね。
http://jp.youtube.com/user/bobtel08
ぼくのヒアリング能力ではしゃべりまでは確度が低いですが、「なぜこうなるのか」「なにが起きているのか」は、動画の中では誰も言ってないんじゃないかな。
でも、上記の4つの動画は、タグにantenaってのは混じってます。暗示してはいると見るべきかな。
なんか類似動画がほかにもあるようなので、全部「電磁波とか言ってない」のかどうかもわかりません。
はてブを見ると「携帯電話では出力がぜんぜん足りない」とか「複数の動画に同じ端末が出てる」とかいう指摘も(^^;;
だってウィルコムの電磁波は携帯電話の10分の1ですし、病院でも唯一使用を許可されているケータイですからね。
検証した方は携帯電話については素人ではないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=NCiS4gG-sE8
最近時々あるタイプの広告ですね。 素人ビデオのふりをしてまず話題を集めるやつ。
ぼくも素人なので教えてください。
>ウィルコムの電磁波は携帯電話の10分の1
「電磁波が10分の1」というのは、出力のことですか? それとも周波数帯?
(Wilcomのサイトに当たればいいのか?)
ちなみに、周波数と電子レンジの加熱の関係は下記に。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1127816036
「周波数 電子レンジ」でググったら、2番めにこれが来てびっくり。
kuritaさん、こんにちは。
あー、これが、なんちゃらマーケティングってやつですか。
でも、ビデオの種明かしがされたわけではないんですね。うーん、どうやったのか知りたいなあ。
mixiには書いていたのだけど、こっちに書くのを忘れてました。
■YouTubeで話題の「携帯電話でポップコーン動画」:調査レポート
(WIRED VISION 2008年6月10日)
http://wiredvision.jp/news/200806/2008061019.html
CM 中のはじける映像はいかにも、って感じだし。 あれが「種明かし」のつもりなのでは?
実際自分でやってみるのが一番だと思います。
ただ、GIGAZINEの検証では、携帯電話だけで実験するべきだと思いました。
>「電磁波が10分の1」というのは、出力のことですか? それとも周波数帯?
SAR値と言う物ですね。詳しくはこちら。
http://ktai-denjiha.boo.jp/sar/sar_ichiran.html
http://www.cardosystems.com/pop/
仕掛人の名乗りとともに、WIREDが続報を出しましたね。
■400万ビュー獲得:「携帯電話でポップコーン動画」の正体が判明(WIRED VISION 2008年6月13日)
http://wiredvision.jp/news/200806/2008061320.html
ここに出てくるパロディ動画も壮絶です(^^;;
KENさん、こんばんは。
「SAR値」って知りませんでした。ご教示に感謝。人体の健康への影響をはかるための尺度にされているんですね。
ご紹介いただいたサイト以外にも、キャリアや官庁のサイトを含めていくつかのサイトを見てみました。
ご紹介いただいたサイトでは「人体が電波にさらされることによって単位質量の組織に単位時間に吸収されるエネルギー量」という説明。
http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/answer/sar.html
総務省の説明だと「生体が電磁界にさらされることによって単位質量の組織に単位時間に吸収されるエネルギー量」。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010515_1.html
「人体」「生体」となっていますが、まあコーンだって似たようなものでしょう。
SAR 値で測れる生態への影響は、下記のPDFによると熱効果に限られているようです。
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/20/20161/20161_7syo.pdf
このPDF、下記の本の一部のようです。
吉本 猛夫『生体と電磁波』CQ出版社
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/20/20161.htm
これが人体への影響をはかるのに適しているのかはともかく、携帯電話がポップコーンを作れるかどうかについての目安としては十分なようです。
>GIGAZINEの検証では、携帯電話だけで実験するべき
「必要な条件をそろえるべき」という点では、おっしゃるとおりだと思います。で、なにが必要な条件なのかが(ぼくと同様に)わかっていなかったのだとすれば、おっしゃるように「携帯電話については素人」ですね。
で、SAR値で考えることができるのであれば、手っ取り早く当否を知るには、電子レンジのSAR値がわかれないいんじゃないか(電子レンジで2分ほどかかるものが、携帯電話4台で15秒ほどで可能か、判断がつくのではないか)と、しばしググってはみたのですが、残念ながら電子レンジはおろか携帯電話以外の電化製品のSAR値を見つけることができませんでした。
いまのところ、そこら辺どまりです(-_-)
どうでしょうか... 乾燥したコーンとは水分の割合が全然違うと思うので。
ちょっと乱暴すぎましたかね(^^;;
あ、そうか。これじゃ、干物をいわゆる生ものと近似だと考えてるみたいか。
人体(ていうか生肉)に比べれば種コーンはごく微量の水分しかないにしても、その程度の水分でも熱反応は起きるから「電子レンジ用のポップコーン」が可能なわけでしょう? ほぼまったく水分を含まないであろうもの(えーと、たとえば陶器や磁器なんか)に比べれば、「まあ似たような」なんて考えたわけです。
明言はされていませんが、「出力を基準として比較するよりも、SAR値を基準とすべき」というのがKENさんのコメントの背景にあるわけですよね。でも、ぼくはそれを肯定も否定もできません。もちろんぼくの知識の問題です。
現状の情報では、だから「目安としては十分なよう」とまでしか言えません。で、そう考えるのは「ポップコーンの種も水分をもっている」「SAR値は熱反応に関する指標」という点からっていうだけです。
SAR値って、そもそも健康への影響をはかるための指標なんですよね。だから、前記の2点の理由のうち、特に後者がわかるまでは、このケースには全然使えない基準かもしれないと考えていました。
でまあ、ぶっちゃけSAR値とWILLCOM以外の端末をもちだしても、ポップコーンを携帯電話でできるなんて結果は出ないだろうとも考えています。そもそも出力が違いすぎるんで、電子レンジ2分間と携帯電話15秒の差は埋まりっこないと考えるからです。
それでも、GIGAZINEの検証は、再現実験としては十分に条件を満たしていない可能性はある。SAR値を理解していて「そこをそろえる必要はない」と判断したのであればともかく、単にわかってなかっただけなのであれば、彼らもぼく同様に「ケータイについては素人」だということかもしれない。
そんなところです。
たびたびすみません。 あのパッケージには「発熱フィルム」が入っているらしいです。 だから、コーンをはじけさせる熱はコーン自身が出すものではないと思います。 なので、机の下に電子レンジもどきの装置が仮に置いてあったとしても(危ないけど)コーンが発熱してはじけることはないはずです。
CMの映像では、ポップコーンのまわりに携帯電話はありませんね。やっぱり「CGだよ」という種明かしと見るべきなのかな。少なくとも「携帯電話は関係ないよ」ってことなんでしょうね。
映像は映像として(^^;;
発熱フィルムがあるってことは、電子レンジ版でも電磁波による熱反応と油だけでは熱が不足するんですよね。……またわかんなくなってきちゃった。
ええと、ちょっと整理します(記憶で書いていますが)。
ポップコーンを作るには、下記の条件が必要。
1)種コーン=爆裂種のトウモロコシのような殻の堅さ
2)種コーン内部の水分を水蒸気に変えるだけの熱(内部を200度とかにするんでしたよね)
ただし、単に種コーンを高温で熱しただけでは焦げて終わるので、下記のような方法を組み合わせたりして「焦がさずに殻の内部の温度を高くする」操作が必要
3)油を用いて、より短時間で高温にするとともに温度を維持する
4)揺する動作で焦げるのを防ぐ(コンロ+フライパンのような方法の場合)
5)電子レンジ調理のように油だけでは加熱が十分にならない場合、発熱フィルム等で温度を高める必要がある
さて、携帯電話の件を考えてみます。
電磁波の出力レベルとしては、電子レンジが500〜600Wであるのに比べて、携帯電話は0.2〜2.0W程度しかない。出力で比較する限り、携帯電話を数台用いた程度では電子レンジで起こすレベルの熱反応には遠く及ばない。さらに、動画では発熱フィルムも十分な油もなしで15秒程度でポップコーンができているように見えるが、電子レンジに発熱フィルムと油が十分にあっても2〜3分の時間を要する。
ここまでを総合して考えると、数台程度の携帯電話でポップコーンはできそうにないので、映像にはなんらかのトリックがあることになる。
ところで、SAR値は、単位体積当たりの被曝エネルギー量を測っている。単位はW/kgまたはmW/gなど。ということは、基本的には単位体積当たりの出力(というほど単純ではないかもしれないけど)を示している。
もっとも、単純に出力(W)で比較するよりは、W/kg(検体の体積あたりの出力)で比較する方が精緻な可能性はあるが、出力で比較するのでは無意味ということもなさそう。
それはそれとして、GIGAZINEの実験は、機種の選択から見てSAR値を考慮していない可能性が高く、映像の厳密な再現にはなっていない可能性はある。
ここまではこれで合ってるのかしらね。
いつの間にか、面白い話が。
えっと、こういうのは、最もシンプルな所も押さえておきたいですね。
つまり、通常の作り方をしたポップコーンを時間差で弾けさせる事が出来るか。それがどのくらい再現出来るか。
映像は全部、始まってから1分以内程度で弾けていますよね。30秒くらいかな。という事は、フライパンなりレンジなりで熱して取り出してから数十秒後に弾けるという現象が起こり得るなら、それがある程度の頻度で起こるなら、あの動画は作成可能な訳ですよね。
その場合には、CGも熱源も、振動すらも要らないと考えられます。
で、そういう現象が起こるか、という話なんですよね。
この件とは全く関係無いページで、ポップコーンがしばらくして弾けて驚いた、というエピソードは見つけたんですよね。問題は、数十秒後に弾けるというのはあるか、という所。
個人的には、CG説に賛同するのは、ちょっとためらいます。逆に言うと、あんなクオリティのCGがあればものすごい、という事ですよね。尤もここら辺は、CGとか映像関係の専門家の意見も聞きたい所ですが。
後、テーブルの下に熱源が、というのはどうなのでしょうね。テーブルを介して効率良く熱を伝えられるだろうか、というのも感じます。ポップコーンが爆ぜるのは、かなり高熱な訳ですよね。確か、ポップコーンの素を置く時などに、手を触れていたような。
「再現性」の観点から見ると、追試は不能だと思います。そもそも、条件を明らかにして「どのように作ったか」が示されているという性質のものでは無いので、いくら、「携帯電話でポップコーンを囲んでも爆ぜなかった」という結果が出たとしても、否定された事にはならない。否定しようにも、何を否定すれば良いかが解らないのですから。
もちろん、理論的に考えて出来ない、というのが根本的に重要な訳ですが。
…おっと、『古畑中学生』を見た直後なので、ちょっと調子に乗ってしまって長文に。
まあ、一番良いのは、マリックさんかセロさんか、ジェイムズ・ランディに聞く事ですね。
今のところ私は、打ち上がるまでは CG で、落ちてきたポップコーンは本物と思っています。 前にも書きましたが、特にフランス語版のやつなんか、あんなに密集して並んでいる中でコーンがはじけているのに他のコーンがピクリとも動いていないのは不自然です。 コーンがはじける瞬間なんて観察したことはありませんので大きくはずしているかもしれませんが。 CG として特に超絶的なクオリティが要求されるとも思えませんし、なにより制作者が「only in the movies」と言っていますし。
この夜中に、またビデオを見返しちゃいました(^^;; もうダウンロードして、3倍ぐらいのサイズに拡大して、2分の1の速度でじっくりと(^◇^;)
TAKESANさん「通常の作り方をしたポップコーンを時間差で弾けさせる事が出来るか。」
これはねえ、実際にやってみて「爆ぜる直前まで熱する」ことの困難さに言及している例は、GIGAZINEと、もうひとつぐらいあったと思います。
まあ、動画を見る限り、あの状態(きれいな新品みたいな状態の種コーン)で再現するのはかなり難しいんじゃないかなあとは思いますね。
で、ビデオを見返して、kurita説に強く傾きつつあります。4つのビデオ(日米仏&CM)のどれを見ても、ポップコーンが「揺らぐ」シーンってないんですよ。どれも微動だにしない。で、2つほどの例外を除いて、ほぼ真上にポップするんですね。
kuritaさんの新しい投稿を見る前に考えていたのは「音さえ流していれば、種コーンがなくても、できたポップコーンを降らせるだけでこの反応はこのタイミングで撮れるなあ」でした。kuritaさんと同じことを考えていたわけです(^^)
CGというか合成というか、そう思い始めていたので、CMビデオで、コーンがポップした瞬間にちゃんと影が映ってるのに気づいた時は、勝手に感動さえしました。まだ結論は出せてないというのに(^^;;
「CGや合成で可能か」というだけなら、可能だろうとは思いますけどね。もう、桑田とジャイアント馬場が試合しちゃうぐらいで、いまの合成技術ってすごいし(というか、動画って目を欺きやすいってことかもしれないけど)。
この手の「あの現象が真実であり得るか」みたいなことを、情報の欠けているなかで「考えるだけ」で確定させることは、まあできませんよね。それこそ超能力の実在をビデオで判定みたいなことと構造としては同じですもん。
しかし、傍証を集めていくことで、どうも実際に起きたこととは考えにくいとは言える。
一方で「どうやったらできるのか」は、たとえばマジシャンや科学者なんかは何通りでも考え出すかもしれない。だけど、その通りなのかっていうと、それはわかんない。「こういう方法でもできるよ」ということと「あれはこういう方法でやったんだ」ってのは違いますもんね。
ああ、でも、いろんなことと関係なく、やっぱり「彼らはどうやったのか」って、知りたいなあ(^◇^;)
私もyoutubeの「Popcorn cell phones」の動画に興味津々でして、最初はこんな事が現実に起こるものなのかどうか、正直なところ全く分かりませんでした。色々ググってから、ありえない話だと理解して、それじゃあ、どうやって作ったのか、と考えました。
私は「映像関係の専門家」ではなく、アドビ社のプレミア(ビデオ編集ソフト)を使って遊んでいる「映像関係のアマチュア」ですが、最初に考えたのは、3DCGソフト(シェードとか、その他)で爆裂種のコーン種が破裂するシークエンスを作って、アフター・エフェクト(アドビ社のビデオ合成ソフト)で合成してると想像しました。映像のディテールが知りたかったので、youtubeから落として、コマ送りで見てみたらびっくり。とんでもなく簡単な映像なんです。
日本やアメリカのビデオ方式は、NTSCという規格で、1秒間に29.97フレームだから、約30コマの静止画を連続再生していますが、「Popcorn cell phones」の動画では、コーンが破裂する部分のカットは、白い長方形がぶれて、少しぼやけている映像が30フレーム中に2〜3フレームほど入っているだけ。
目の錯覚とは恐ろしい。完全にだまされていました。これだったら、フレーム編集ができるビデオ編集ソフトとフォトショップを持っているアマチュアは誰でも作れます。カメラのアングルの調整とか、役者の動きやセリフを言うタイミングの練習が必要ですが、合成の部分はちょちょいのちょいです。
もし、ご近所にビデオ編集が趣味のお兄ちゃんがおられましたら、簡単に作ってくれると私は予想します。
>30フレーム中に2〜3フレームほど入っているだけ
ええ〜っ!?
あ、ども、ブッダ派さん、いらっさいませ。
そんな簡単だったとは……。
人間の感覚ってアバウトだとわかってはいたものの、四角でいいのかあ(汗々
QuickTime Player(プロ版じゃないやつ)では、ちょっとずつ見ても、そこまではわかんなかったです。iMovieもコマ送りはできんしなあ。フリーウェアの限界かしら。
いや、情報ありがとうございます。これですっきりしました。
一部で、こんな作り方がはやっているようです。
popcorn on a cobとかfrom cobなどと言われているみたい。材料は爆裂種の生コーン。軸に実がついたまま電子レンジに入れています。
POPCORN FROM THE COB in a microwave
http://jp.youtube.com/watch?v=7DfIC97ygh4
Popcorn on a Cob
http://jp.youtube.com/watch?v=6uksTduxNts
これ↓なんか、いろいろ工夫してます。
Another Bright Idea
http://jp.youtube.com/watch?v=zo75kwSHixo
さあて、これで必要条件が変わってしまいました。発熱フィルムも油も使ってません。日々進化するポップコーン作成技術(^^)
もっとも、携帯電話との圧倒的な出力差があるので、「だから携帯電話でも可能」とはなりませんが。
おお、ブッダ派さんのコメントは、実に興味深いです。
やっぱり、人間の思い込みっていうのは面白いものですねえ。
それと共に、今の映像技術にも驚かされます。
最近、こんなのもありまして⇒http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.hiroiro.com/entry/3333.html
どうやら、CMの映像で、合成したもの、らしいですが(ちゃんと調べていないです)、実際に飛んでいようがワイヤーで吊ろうが、ああいう、「どっちなんだろう」、と思ってしまう映像が作れるというのは、面白いです。大好きなんですよね、こういうの(笑)
ポップコーン動画では、弾けた後の人間の挙動がいかにもちゃんとしていたので、そこに気を取られますね。
前回、脊髄反射的に書いてしまったので、詳しいご挨拶ができませんで失礼しました。
亀@渋研Xさんのこちらのブログはチラッ、チラッと拝見させていただいておりましたが、先日たまたま右側の文字列をクリックしていたら、亀@渋研Xさんの過去のお仕事のページがある事に気がつきました。(遅いッ!)DTP WORLDに連載されてましたか。昨日、会社からDTP WORLDのバックナンバーを持ってきて、今見ています。「フォントに悪戦苦闘日記」。読んでました。読んでました。その節は色々とお世話になり、ありがとうございました。軽妙洒脱な文章で、初心者にも分かりやすい構成がナイスでした。
この1週間、ポップコーン動画4本と、ヘッドセットのCM部分(3個のコーン種がはじける)1本をじっくりと見ていました。何やってんだろうと自分でも思いますが、それぞれの合成フレーム数がいくつあるのか、拾いだしてました。長くなりますので、詳細は省略。
アメリカのは単純な形状で、他は少しもやもやした形といった感じです。やっぱり標準速で見ると強い違和感なく見れますね。
私が一つ疑問に思うのは、科学者の方々はポップコーン動画を一回見て、その瞬間にニセ映像だと考えたのかどうか、という点です。WIRED NEWSに載った記事で、バージニア大学のLouis Bloomfield教授(物理学)という方が「これは物理的にありえない」とおっしゃってますが、あのポップコーン動画を見た瞬間にそう思ったんでしょうか。その現場の事情を知りたくてしょうがないです。
たとえば、別のビデオを想像してください。気功師がテーブルの前に立ち、「気」を送るとテーブルの上のミカンが10cm程浮かび上がるんです。これを見て、「気」の力でミカンが浮かんだと思う人は、まずいないでしょう。小学生じゃないんだから。見た瞬間に、糸でつってあるかな、とか何か他の理由を考えるはずです。
ところが電磁波、マイクロ波がからんでくると一気に迷いますね。電子レンジのマイクロ波ってどれぐらいなんだろうとか。一般の人の多くは瞬間的に「これは物理的にありえない」とは思えませんよね。科学者は、見た瞬間に「これは物理的にありえない」と思ったのかな。一瞬迷うのかな。そこが知りたいな。
「水伝」でも「波動水」でも「スピリチュアル」でも、何でもいいんだけど、「信じる」ということに関して、このポップコーン動画は色々な教訓を残してくれていると思います。
>TAKESANさんご紹介のビデオはユーチューブで言うと「Ball Girl Makes Incredible Catch」という名前で出てるやつですね。これコマ送りで20回以上見ましたが、どこがどう変なのかわかりませんね。左足で壁を蹴った後の跳躍方向なのかな。微妙にワイヤーでつっている風にも見えるし、そんなに矛盾がないようにも思える。ジャンプしてる高さが異常に高いからか、と思ってハイジャンプの記録を調べてみると2m30cm台の記録があるので、陸上競技のトレーニングを積んでいる子だったら「これは物理的にありえない」とまでは言い切れない気もしました。ほんと「どっちなんだろう」って感じですね。これはベイカー・スミスという人のゲータレードのCM作品にらしくて、他にもTOYOTA車に隕石が落下してくるのとか作ってますね。ユーチューブで言うと「toyota "meteor" directed by baker smith @ harvest」ってやつですね。
隕石といえば、他にユーチューブで言うと「空から隕石が落ちてきた!」というのがあって、これを見たときはオチが分かる所まで、「おお、こんな貴重な映像が残っていたのか」と感動して見てました。アホですね、私は。
やあ、あの連載をご覧になっていましたか。あはは、実はあれはちょとお気に入りです。何年もやってましたし(^^;;
>動画を一回見て、その瞬間にニセ映像だと考えたのかどうか
どうなんでしょう。WIREDの教授は、少なくとも1本は見ていることがコメント内容からわかりますが、動画を見なくても「電磁波でそういうことが起きるか」と問われてしまうと言下に否定できるのかもしれない、なんてことも思います。
そういう条件を出さずに、「これは実際の映像でしょうか」とか訊かれたら、やっぱり即答はできないんじゃないでしょうか。直感的にどう思うかはともかく。
>ベイカー・スミスという人
おもしろい!
http://jp.youtube.com/results?search_query=baker+smith+harvest
いくつか見ました。笑いをこらえ切れないものが多々(^^;;
こう、ゲータレードのCMもそうですが、現実とあり得ないことの「あわい」みたいなところの扱いがうまいクリエーターですね。
http://www.cnn.com/video/#/video/tech/2008/07/09/carroll.cellphone.popcorn.cnn
おー、種明かしが。
自分も囚われた見方をしてたんだなあ、と。勉強になりました。
結局、最も確実な方法は何か、というのを素直に考えるべきだったんですね。
ええと、ぼくの英語力ではしゃべってる内容まではわかりませんでしたが、画面から察するに「上からポップコーンをばらまく」「コーンの種は、カメラの3次元的な動きを追随して動く色ベタ(CG)で、後から隠す」ってこと……ですよね?
飛び上がるところは、以前話題に出たような白いモノCGを書き加える、と。
CARDOの新製品よりも「追随して動く色ベタ(CG)」が偉い、ということかと(^^;;
新しい記事中で紹介されていた「実証映像(^^)」って、カメラを止めて、コーンをどけて、またカメラを動かしてませんか? (実際には単にその部分の映像をカットしただけでしょうけど) あとはブッダ派さんのいう「趣味のお兄ちゃん」レベルということで。 あ、やっぱり野暮だったかな。 ^^);
でもあれは真似しちゃいけないと思いますので...