2007/12/18:カテゴリー「
ニセ科学対策教材の種」から、新設した「スピリチュアル/オカルト」に移動。と思ったけど、タグを付けることで対応することに方針変更。新カテゴリはヤメ。なにやってんねん、おれ。
心霊現象や超能力、超自然現象などについて非科学的といった態度をとると「科学で解明されていないものを一刀両断して捨ててしまう『科学万能主義者』」といった批判にさらされることがある。
では、科学は最初からオカルトをまともに相手にしなかったのか。実は、必ずしもそうではない。否定的な意味ではなく心霊現象に科学の光を当ててみようとした人が、科学的に実証できるのではないかと取り組んだ人がいなかったわけでは決してないのだ。
そうした事情を雄弁に語る本が現れたようだ。
書評:デボラ・ブラム『幽霊を捕まえようとした科学者たち』文藝春秋(読売新聞 2007年7月9日)
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20070709bk06.htm同書は、心霊現象を肯定的に解明しようと取り組んだ科学者たちの営みを紹介している本のようだ。評者・川出良枝(東京大学教授)によると……
19世紀後半の欧米でも[亀註:現代と]似たようなブームが巻き起こった。霊媒師が人気を博し、各地で降霊会が催されたというのだ。面白いのは、そういった超自然現象を「科学では割り切れないもの」とみなすのではなく、まさに科学によって解明していこうという機運が高まったことである。(略)心霊現象の一切を頭ごなしに否定する科学者たちに対抗し、死者との通信やテレパシーや空中浮揚の実在を証明するため、大まじめで大がかりな実験や調査がなされたというのである。
続きを読む
posted by 亀@渋研X at 08:02
|
Comment(0)
|
TrackBack(1)
|
ニセ科学対策教材の種
|

|