全文翻訳は適法か(理系兼業主婦日記 2009-02-20)を読みました。
興味深い事例だと思うのと、常々気になっていた部分もちょっと関連するのだけど、
ブックマークのコメントでは言い尽くせなかったので、コメント欄に書き始めたら例によって長くなっちゃった。というわけで、小見出しつけたエントリにしてTBお送りします。
【2/21 01:07 追記:きっかけになっている村上春樹のエルサレムでのスピーチは読んでいません。ていうか、村上春樹の作品は多分まったく読んでいません。ちょっと読もうとしたことがないではないけど、関心がもてなくて。ですから、そこら辺に触れた話はありません。ご容赦。】
【2/21 01:13 追記:また、ここでは主にpollyannaさんの元記事に出て来なかったあたりを考察しています。具体的には、スピーチに著作権があるか、ないとしたらどうなのか、スピーチ全文が掲載されていた媒体の権利は、全文引用は、といったことです。翻訳権についてはpollyannaさんの元記事を、公開されている文章を翻訳することについては下記のブログ記事をお勧めします。
翻訳するときに原著者に直接許可もらうようにしてる(科学と非科学の迷宮 2009/02/20)】
こんにちは。翻訳権のことを忘れていないかという指摘や、公文書が著作権の保護を受けない場合が多い(国内の公文書も、ほとんどはそのはず)という点も含めて、刺激的な問題提起だと思います。
以下、主としてブックマークのコメントでは書き切れなかったことを。
ぼくは、自分を知財関係者と言っていいのかどうかもわかってない雇われライター・編集者です。詳しいというほどでもないので、ちょっと迷ったのですが、気づいた点だけ。
まず、ぼくレベルだと「ここ間違い」という部分は見つけられませんでした(強いて言えば、最後の「全文引用」という表現が疑問かな)。エントリ全体の主旨にも賛成です。著作権侵害は権利者が訴えないと法律問題にはならなかったと思うんですけど、微妙な問題がいろいろあるので慎重にしないとですね。自分でもグレーなことをやっちゃうことがあるだけに、自戒を込めて賛成、であります。
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posted by 亀@渋研X at 18:13
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